何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
2021/11/20-23・西表島 透明度3~20m! 水温26℃

東京よりも
沖縄本島よりももっと
宮古島よりももっともっと
もっと も~っと南へ。

人が極端に少なくなって、
自然は次第に雄大になって、
明るくって広々として、
規則とか、
ルールとかの境界線がぼんやりかすれて見える。(笑)

美しいものが幾重にもかさなって、
掘っても掘ってもきれいな生き物がでてきて、
見渡してその先を見透かしても、
きれいな見晴らしは途切れず。

酸素も湿度も充分足りてる。
かわいいTシャツを売ってる土産屋には
人情が溢れてる。
やる気の足りてない宿でも、
コーヒーはすぐ補充してくれる。
天然記念物のカンムリワシも、
電柱を便利そうに止まり木にして羽を休めてる。
一品の料理に込める思いのあまり、
配膳までの所要時間は当然遅くなる料理屋さん。
不十分ながらも大声で放てば
それらしく聞こえるトシキの段取り。
これらの景色が
緩い勾配の坂道を
抗うことなく、穏やかに、
全て包み転がっていく。

なのになぜか・・・。
巨大なイリオモテヤマネコから吐き出される
急勾配の滑り台だけが、
平和な公園に巨立していたりもする・・・。(笑)

海と宿とに挟まれた生活が3日間続く。
宴も3夜続く。
ヤシガニやマングローブガニ
必然的な寡黙に舌鼓だけが響く。
天然の西表島猪に
明日の活力をもらう。



地産地消のフルーツ酒で食卓に華を、
鼻と頬には薄紅の花咲かせ、
先ほど潜ってきた海の残像肴に会話に花咲かす。

ただ、また明日の海にどんな素晴らしい景色が
待っているのかと思いを馳せたとき、
または、
睡魔という全く幸せな悪魔が忍び寄ったとき、
引き潮みたいに
余韻だけ残して1日が暮れる・・・。
そして翌朝・・・
あくる朝も・・・




















西表島ツアー。
フルキャスト。
リクエストくれたミサコさんありがとう。
突然のツアーに、夜中ポチポチして
カメラグッズ間に合わせたカタオカさん、
ツアー予約してたこと忘れかけてたミチルちゃん、
アルバム作成やお手伝いありがとうサユミ、
ヤモリをゴキブリと勘違いして男部屋に飛び込んできた
ミャーノ、
初日に飛ばして、2日目きっちり撃沈のミヤキン、
陸でも舟をこぐ名手ザイアン氏、
常にやせ我慢疑惑の絶えなかった、涼しげな顔の
リューイッちゃん、
高速滑り台で手が少女になったオシオツキさん、
バランス完璧、
フルキャスト。

中でもとりわけ、200本を迎えたリューイチ様。
を、祝うかのように惜しげもなくその巨体を
目の前に見せつけてくれたマンタ様。
高速滑り台に体を張ったサユミ様。
候補に挙がった
いつも大事な時に居なくなるミヤキン様は
おしい、落選・・・。
以上3名の方をMVPに選定致します。

西表島11月の頃。
好天に恵まれ、
会いたかったマンタやバラクーダ、
やりたかった汽水域でのハゼ狙い、
サンゴ礁のハナダイ、
砂地のウミウシ、甲殻類、
かわいいTシャツとの出会い、
美味しい料理をお腹いっぱい食べて、
満願叶った4日間。
それでもなお、
船窓に遠ざかるジャングル島に、
「次に来るときはさぁ」
なんて伸びしろ話にもうひと花咲かせ、
まもなくうとうと眠りについてしまった
大人たち。
石垣島を経由して、、、
せかせかと
効率重視の東京の暮らしに還ってゆくのです。
まさ
2021/11/16・神子元 透明度8-10m 水温24℃

このひと有名人。
このひとくるとサメ出ない。
このひとくると海荒れる。
このひとくると海濁る。
そんなひと。
数々の伝説的逸話もってるけど、
逸話じゃないよ、実話だよ。
現地のガイドもこのひと来ると
テンション下がるよ。
そんな人にね、やさしいお客さんが、
「サメを見せてあげよう」って
この日のツアーを企画してくれたよ。
お客さんに「大丈夫、見れますから」
って励まされながら海に出るプロダイバー
世界広しと言えどもそんなにいないよ。
そして・・・。

1本目・・・きょろきょろきょろ・・・
サメでない・・・。
2本目・・・きょろきょろきょろ・・・
あおざめる・・・。
3本目・・・きょろきょろきょろ・・・
目がさめるーっ!!
その人が見つけてくれた、
一匹のハンマヘッドシャークに
涙でるーっ。
その人は言ったよ。
「これでマサさんと行っても
サメが見れることを証明できましたね」
何てカッコいい。
みーんな
ショーイチローのおかげ。

オオニベの群れにも会えた。
ショイチロさん、ほんとにありがと。
ぜんぶあなたのあかげ。
また誘ってほしい。
うちのお店の後輩インストラクターはね、
ものすごく上から「良かったですねー」て。
はらたつよー。
しかもこの三日後くらいに同じ海に行って、
「フツーにいっぱいいました」って言ってきたよー。
はらたつねーっ。
ショイチロさんいい人。
タマテさんいやな人。

ハンマーの写真ないよ。
でも神子元島に上陸した写真ならあるよ。
あーたのしい良い日だったねー。
まさ
2021/11/11・熱海 透明度12m 水温23℃

ふた回り上のボクと同じ午年カトウさん、
ダイビングは大好きなんだけど・・・・
泳ぐのNG
(疲れるから)
ビーチダイビングNG
(ケガするから)
ログ付けNG
(面倒くさいから)
そろそろ、
ドライスーツもNGかな・・・。
(煩わしいから)
付き合いの長い僕には
あらゆるわがまま仰います。
そんな瀬戸際なこの日。
これら条件を加味しながら、
皆が楽しめそうなポイント選びに
ぼくは全神経そそぎます。
熱海。
沈船まで直通のロープにつかまって
潜降していくと、
そこにはびっしりの珊瑚と魚たちが
ひしめいていました。
初めて沈船に潜るクマガイちゃんも、
ショウジちゃんも、目をぱちくりさせ
キョロキョロと沈船の上に浮かんで、
ブランク明けのみっちゃんも、
カトーさんも、目の前の光景に
豊潤な表情を浮かべていましたので、
「ほっ」としながら皆と浮上し
カトーさんを安全にボートに乗船させるべく、
重い器材をはがし、身一つ身軽になってから
梯子を上ってもらいました。
「勝った」と思いました。
これからの寒い季節の海でも、
ドライスーツではしゃぐカトウさんが
見えたような気がしました。
と、
そうではなかったのです・・・。
梯子の最後の一段で
彼は腰をやっていたのです・・・。
「良い海でしたね」と
意気揚々ボート上遅れてボクが問うと、
カトウさんの挙動がおかしい・・・。
(明日、軽い神経痛と診断)
この日の彼の嫌いなログには、殴り書きで
「健康第一」
とだけ書かれておりました。
11/11。
腰も、ぼくの心も、
ポッキりーな日。
次の予定は12/7。
カトウさんと、ボクと、
瀬戸際ドライスーツシーズンは続きます。

おかえりみっちゃん。
早川港のイタリアンにて。
(カトウさんの腰はこの頃には復調・・・)
カトウさんが潜らなかった2本目で
ショウジちゃん・クマガイちゃん
しっかり練習。
みっちゃんリフレッシュも完了っ。
達成感滲ませる3人。
と、それよりも・・・
一番おいしそうにビールジョッキを傾ける
カトウさんのいとをかし・・・。
まさ
2021/11/6・田子 透明度15m 水温23℃

ホカケハナダイに、
アカボシハナゴイ、
フタイロハナゴイ、
スジハナダイやら、
アカオビハナダイ、
カシワハナダイや、
ベニハナダイやら、
ケラマハナダイも・・・
どーなってんだよー、
ここんとこの海はよう。
楽しくなっちゃうじゃんか。
ねぇ。

「田子の浅場にアカボシハナゴイ現る」
の情報をいち早く嗅ぎつけ集まったメンバーと、
入念な打ち合わせを済ませ海の中に入る。
呼吸を整えてから水中スレートに
「それでは参ります」と
厳かな雰囲気を醸しさらに下りてゆく。
現場に到達すると・・・
「チーン」という音がした。
どうしたというのか、
先週のこの場所にはアカボシハナゴイ3匹と、
シロボシスズメダイ5匹、スジハナダイ幼魚、
キンギョハナダイ幼魚達がひしめいていたのに!
それらは全て影も形もなく、
「何しに来たの?」的な顔した
切り立った岩肌がそこにはあるだけ。
おそらくこの場所は
捕食者の何物かに襲撃を受けたに違いない。
チビたちは難を逃れるため、
どこか安全な場所に引っ越したに違いない。
もう1か所、
目撃例のある場所に移動してみる。
と、その道中だった。
見覚えのある3個体が別の切り立った岩陰に
元気に泳いでいたのだっ。
発見者はアサミ。(敬称略)
僕自身はそこを通り過ぎていたし、
どれだけ感謝したか知れない。
この子たちの元気な姿も見れて、
どれだけ嬉しかったか知れない。

さて冒頭の、ホカケハナダイ。
これも殊勲アサミ。
この時はホカケハナダイに懐疑的だった僕も、
やはり調べてみると、幼魚はその特徴である
帆みたいな背びれはまだ短く、
帆らしさに欠けるようだ。
という事で、
ホカケハナダイに認定っ!
そして次の写真も確認を求められていたと思うが、
これは・・・うーん・・・
カシワハナダイの幼少魚ではないかと思うが、
審議ランプ点灯中・・・。

にしても、
なんで、こんなピントの合わせ方出来るわけ?
すごいね・・・。
で、もう一つ↓
審議中だったこのテンジクダイ。

こちらは調べました。すごく。
「ミナミフトスジイシモチ」と云うらしい。
知ってそうで知らない種でした。
すぐわかるかと思ってましたが、
なかなか分かりませんでした・・・。
その他、
その他というには、
もったいないその他たち。





「チーン・・・」
どこまでも沈んでいきそうな海は、
「カーンっ」
ゴングが鳴って、
エキサイティングなリングになりました。
今日もいい試合♪
まさ
2021/10/28・井田 透明度10-12m 水温23℃
僕らにとって待ち焦がれた
「弥次喜多のカキフライ」が始まりました。
ソースかけすぎイデさんの、
茶色になったプレートが視界に入らないよう
気を付けながら、、、
晩秋を告げる嬉しい味覚に
舌鼓を打ちます。

種火みたいに真っ赤なオキナワベニハゼ。

近似種ですが珍しいシリウスベニハゼ。

こちらはおそらくオオメハゼ。
上のシリウスとは別種と思われる。

ヒメニラミベニハゼっ。希少種っ!
目の上にちょんと青いアイシャドーっ!

赤いお家のガラスハゼ。
真っ赤なイソバナハウスハイセンス。

こちらはブルーの海綿ジュズエダカリナ
に住んでるアカスジウミタケハゼ。

タコベラ幼魚でしたっ。
かわいいでしょっ!!

最後はエビ。
どこでしょ。
どれもこれも素晴らしい写真ばかり。
これぜんぶ
「今日の井田はたのしかったなぁ」とつぶやいた
ミモリ氏の作品。
ひとりだけカメラ持ちだったから、
生き物たちを独占できて、
じっくり写真に向き合えたのでしょう。
初心者ツアーで奮闘したお友達のセイ君も
楽しく潜れたみたいでよかったね。
まさ
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。