何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

店長:マサシ

マサシ:
筋肉の貯金はできる

スタッフ:ミカ

ミカ:
トイレ近い

スタッフ:マイ

マイ:
一番エライちび

スタッフ:スズカ

スズカ:
すぐ寝る。

スタッフ:ユキヤ

ユキヤ:
祖父農家 米安定供給

スタッフ:マサ

マサ:
脳が硬式野球

きょう日駿河湾

 

2016/3/13・田子     透明度10-15m  水温16℃

 

エダサンゴ群生  byミサコ

 

 

 

この日の前日、城ケ島(三浦半島突端の島)の東京湾側で1本、相模湾側で1本。

今日は田子(伊豆半島西側)の駿河湾で2本。

 

 

その前はパラオ

その前は北海道知床

 

 

吹雪に行く手を阻まれたかと思いきや、翌週にはTシャツ・短パンでビーチチェアーにもたれている。

その翌週には近場の海を渡り歩いてる。

 

 

 

 

なんてぜいたくな。

 

 

 

 

つくずく果報者である。

 

 

 

水深10m~水深30mまでの垂直落下中 サガミミノウミウシ byミサコ

 

クチナシナシイロウミウシ イシガキリュウグウウミウシ

 

ハナミドリガイ下とアオボシミドリガイ上 チゴミドリガイ

 

トウアカミドリガイ アカボシウミウシ

 

 

その西伊豆は駿河湾のレポート。

 

 

 

まず高い透明度に歳を忘れてはしゃぐ。

 

水中にそびえる切り立った岩山の頂をテイクオフし、水深30mまで垂直に落下する。

 

僕をリードするように更に深場へ進もうとするヒロミさんに肝を冷やしながらも

気持ち良く景色と究極の浮遊感(どこまでも高く浮遊していこう

とするアキラさんにも肝を冷やしながら・・・)を愉しんだ。

 

 

 

2本目は流れのない内海でウミウシを吟味。

 

ミサコさんの目は獲物を狙う猛禽類さながらになり、僕もカメラを構える機会が増える。

 

潤沢な垂涎モノの生物達に、50分の潜水時間はあっという間に過ぎる・・・。

 

 

小さい生き物を観るモチベーションを持ち合わせないアキラさんとヒロミさん

の動向が気になる50分でもあった。(笑)

 

 

コウイカの仲間 byミサコ 逃げないホシハゼ

 

ミサコさんが撮ったこのイカ。

田子の外海でよく見る種だが未だに名前が分からない・・・。

 

と、

 

エダサンゴの陰にすぐ隠れてしまうホシハゼがこの日はどういう訳か身をさらし、

撮影を快く受け入れてくれた。

 

P3130002 - コピー

 

 

最後に、この日の解散間際に朗報を発表したシラハマのアニキへ。

 

 

 

おめでとーっ。

 

 

 

まさ

 

 

歯海苔deパラオ 陽気なおじさん㏌パラオ

 

2016/3/5-9・パラオ     透明度25m   水温28℃

 

kopi (1)

 

 

深夜といえど到着したパラオの空気はしっとりとあったかい。

 

狭そうにブースに納まる大柄な入国審査官は相変わらずのやる気のなさを全面に醸し、

僕の体も「戦国信長モード」から「南国気長モード」へとシフトする。

 

 

 

 

翌朝、気温29℃天気快晴。

早速水着に着替えて世界遺産の海に飛び込む。

 

 

 

 

突然目の前に壁をつくるギンガメアジとバラクーダの群れ、

 

悠然と目前をよこぎるサメ、カメ、マンタ、マグロ、ナポレオン、

 

 

 

 

見渡す限り青色に光ってる28℃のぬるま湯の中を、

流れに身体ゆだねてサンゴひしめく景色を滑空する。

 

 

筋肉はいよいよ緩慢になり、神経も一本、また一本とゆるんでいく。

 

 

 

 

燦々と光浴びて、青く輝く海水でほてりを潤す。

 

ひたすらにこれ繰り返す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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あたらしくOPENした海辺のレストランのテラスが心地よかった。

 

解放されたスタジアムのベンチで絶品のハンバーガーをほうばった。

 

買い物に疲れてコーヒフロート飲んで、エステに行ったり、サウナで汗ながしたり、

 

プライベートビーチのウェイティングバーで、夕日が沈むのを眺めたり、

 

PPRのビュッフェは美味しすぎてコロナがすすみ、ウィスキーまで頂いて、

 

酔い覚ましにビーチ椅子に横になって満天の星空を音もなく見上げ続けた。

 

 

最終日にぼくが提案したサンセットクルーズ以外はパーフェクト。

画一的な盛り上がりを要求される全員参加型のショーは苦手なんです・・・。

 

 

 

 

 

写真は結局使わなかったけど、史上最大級の「歯海苔」をくっつけて

がははーっと笑ってたシュウレイさん。

 

卒業旅行の女子大生達に「陽気なおじさんだ」って一言で形容されるカズさん。

 

トイレの時は片足だけウェットスーツを脱げばいいの?と真顔で聞いてくるTK子。

 

 

 

生い茂る緑に咲き誇るハイビスカスよりも朗らかに、

どこまでも見渡せる綺麗な海よりもよどみなく、

あったかい南の空よりも高らかに笑い合えた4日間は、

紛れもなく個人の個性が強烈に絡み合った結果であり、

 

 

しょーじきパラオじゃなかったとしても充分に楽しめたであろうと推測できるのです。

 

 

 

 

 

僕はまた行きたいと思っていると、容易に推測して欲しいのです。

 

 

 

まさ

冬型の魚配置

 

2016/2/14・大瀬崎        透明度12~15m    水温14℃

 

羽も指もある魚。ホウボウ幼魚

 

 

 

まだ暗い部屋で携帯電話が目覚ましのタイマーで動き出す・・・。

 

 

 

海の日の朝。

 

 

 

手を伸ばしさっそく彼を黙らせるもこの日はいつもの静寂は戻らず、

 

代わりに予想を軽々と超える雨風の窓を打ちつける豪音が、まだ

 

うつろな意識の中に飛び込んでくる・・・。

 

 

 

 

 

 

春一番が関東一円に吹き荒れたこの日は、生暖かい南からの激し

い風雨により伊豆全域に波浪警報が出されていたが、突き出た岬

によって小さな入り江を形成している西伊豆大瀬崎の海中は湖の

ような静けさを保っていた。

 

 

 

 

現地に到着すると前日から泊りで同ポイント入りしているマサシとミカが、

ライセンス取得のための講習生達を連れてテキパキと、無駄に動いている。

 

 

 

 

 

 

 

僕・龍チームと分かれて入った大瀬崎の海底はまだまだ冷たくよく澄んでいて、

この時期ならではの、キアンコウや複数のメガネウオが海底と同化し、

ホウボウ、トゲカナガシラ、メイタガレイ、オニダルマオコゼの

幼魚達がよちよち歩き、

サギフエや世界最小のヒメイカが愛嬌を振りまいて、

コウイカやアオリイカの子供たちが外敵に脅かされながらも逞しく生きていた。

 

 

 

 

 

 

大物に沸いた一本目とは裏腹に、二本目はコアな生き物を次から

次へと見られて楽しかった。

 

海底にうごめくキアンコウの巨体 ブサイクが止まらないメガネウオ byあらいまり

 

ヒメイカの擬態 byかみぐち アオリイカの子供たちのダンス byあらいまり

 

オニダルマオコゼの幼魚 コウイカ 幼体

 

心温まるお話もいっぱいあったよ。

 

 

残りの空気がレットゾーンになったミヤギくんに付き添い2人で先にエキジットしたら、

他のベテランダイバー達から「ミヤギくんを自分のトイレ欲求の道連れにした」と言われ、

(まぁ、あってるけど・・・)

 

クリスマスパーティーの景品でこちらから今日の大瀬崎ツアー招待券を差しあげてるのに、

「こんな日に潜らされて・・・」って言われ・・・

 

バレンタインデーなのに、誰もチョコをくれず・・・

 

スタバのコーヒーを褒めたら、「おれは嫌い」っていうし、

「マックは胸焼けしちゃう」って話したら「胸焼けするから良いんだ」って否定される。

 

 

 

とかね。

 

 

ね。

 

 

ほっこり。

 

 

 

 

その他にも(ホントに)心温まる映像もあるよ。

 

 

ユラユラと重い腰を上げたと思ったキアンコウが、一周して元鞘に収まった。

 

 

とか、

 

 

 

 

ちょっとした砂地の傾斜を登りりづらそうに足?手?を小刻みに

繰り出すトゲカナガシラの幼魚とか。

 

 

 

 

ね。

 

 

ほっこり。

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

最後は真面目そうに勉強してる風だけど、おいしいご飯が運ばれ

てくる前に面倒なことは全部済ませてしまいたいだけの、チョコ

もくれない、すぐ否定してくるの皆様の写真も添えて・・・。

 

 

 

チョコに関してはおねだりしたら何個か頂けました♪

 

 

まさ

濃厚YES!

 

2/9・店番から

 

のーこーでーすっ

 

昨日は休み。

 

一日ぶりの仕事初めにヤクルトを飲もうと冷蔵庫を開けると、

素敵なチョコレートの香りが立ちのぼる。

 

 

 

「あ、昨日はパティシエのジュンヤが店に来てたと言ってた・・・」

 

 

直ぐにコーヒーを落として、一口・・・。

 

 

 

のーこーっ!!

 

 

 

 

なーんて贅沢な濃厚チョコケーキ。

 

 

チョコだけじゃこんな濃厚で贅沢な味にはならないはず・・・

なんて推測しながら、もうどうしようもなフォークが止まらない・・・。

 

 

 

 

素敵な香りは、危険な誘惑の香りへと姿を変える・・・。

 

 

 

 

じゅんやぁ、こんなあぶねーもん持ってくんじゃねぇよぉ。

 

そんでおかわりはどこ?

 

 

まさ

 

雪のカミソリウオ

 

 

2016/1/23・初島        透明度8-10m   水温14℃

 

 

カミソリウオっ    byせいわ

 

 

 

北国を思い出させる凛とした空気が薄暗い空を満たしていて、

煙のような蒸気を吐き出す度に、清々しく新しい空気がまだ眠たい身体に送られてくる。

 

 

 

 

海に向かう朝。

 

 

 

 

今日の他のメンバー達ももう動きだしているだろうか。
この繋がった薄暗い空の下でごそごそとヒトシレズ今日の海への期待を探り、

強烈な眠気と寒さに耐えながら準備をしているのであろう。
そんな姿を勝手に想像して、もう一段階体温を引き上げる。

 

 

 

 

 

冷え切ったハイエースのエンジンに火を入れてしばらく暖気する。
凍てついたフロントガラスに冬用に充填したばかりの凍結防止の

ウオッシャー液を噴射し、ワイパーを過活動させる。

 

 

 

 

身近なものが音を立てて動き始める。

あと、1時間で太陽が昇る。

 

 

 

 

薄暗い冬の朝。海に向かう1日のはじまり。

 

ミアミラウミウシ   byせいわ コケギンポ byせいわ

 

フリソデエビっ クマドリカエルアンコウ byせいわ

 

 

 

熱海から観光フェリーに乗り換えて25分。

 

静岡県が有する唯一の島、初島へとわたる。

 

本来なら島時間を感じながらゆっくり海に浸かるのだが、この日は2隻ある連絡船の

うち、1隻がドック入りしているためにいつも熱海へ戻る時間の船が出ず、

一つ早い便へと繰り上げなければならない。

 

 

多少あわただしいながらも2本のダイビングを済ませ、充実の生物たちとの出会いを楽しんだ。

 

いまだ南方の海から流れ着いた生物が多く、写真のようにペアのカミソリウオがゆらゆらと、

まるで雪のような海中の浮遊物のあいだを泳いでいた。

 

 

 

カスザメ byさゆみ サユミ50本だよおめでとう

 

 

お待ちかねのランチは一吉丸。

 

 

早い船で帰ってこれた分、しこたま食べて、飲んで。

 

 

みんなの喉をゴキュゴキュと通過していくビールの音色をうらめしげに聞いていた僕とマサシに

女将さんからノンアルコールビールの差し入れがあった。

 

 

 

 

胸も腹もいっぱいですっ。

ごちそうさまでしたっ。

 

 

 

 

 

心も温まった、冬の海のお話し。

 

 

一吉丸で食事のあと。

 

 

まさ