何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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脳が硬式野球

ぼくの大成功

 

 

2018/5/17・田子      透明度6-8m   水温16.8℃

 

 

カイカムリだぁーっっ!!!  

 

 

 

うおーっ。

きゃーっ。

うわーっ。   と、歓声が上がる田子島の海底-20m。

 

 

 

 

 

この日の2日前にオープンした季節限定ポイントの「田子島」は、

南西の風を受けて不規則に波立っていたし、お世辞にも透明とは

言いがたい青緑のくすんだ色をしていた。

 

 

 

 

 

しかしながら今日のメンツはケンさんミナさんという、

生粋のバットコンディション慣れしたベテランダイバーであり、

2人にとっては「海らしくていい」・・・ぐらいの感覚なのだ。

 

 

 

 

 

不規則に揺られる船上に座る2人はまるで、

心地よい風の縁側に置かれたロッキングチェアーにもたれ、

紅茶片手に日向ぼっこしているような佇まい。

 

 

 

 

と、その横でヨシハルさんだけが、緊張の面持ちで波立つ水面を

恐る恐るのぞき込んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕的にはヨシハルさんを重点的にマークしながら、

8か月ぶりの田子島の海底に目を凝らして進んでいくと次々に

珍しい生き物たちに遭遇した。

 

 

 

 

 

 

 

シモフリカメサンウモウシとアデヤカミノウミウシをミナさんが

見つけ、ケンさんが綺麗にそれを切り撮ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこのカイカムリっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不自然に揺れるカイメンを見つけて「まさか・・・」と

ドキドキしながら近づき覗き込むと、ジュヅエダカリナ

(青色のカイメン)をお洒落な帽子にしているこの子の顔が見えた。

 

 

 

 

 

 

ケンさん、ミナさん、ぼく、

「うおー」「きゃー」「うわー」と大興奮。

 

と、その横で、未だその魅力に到達できていないヨシハルさんだけが、

怪訝そうにのぞき込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田子島大正解っ。

 

 

 

 

 

 

アデヤカミノウミウシ  byけんさん・みなさん

 

イナバミノウミウシ シモフリカメサンウミウシ  byけんさん

 

足柄Pでお茶♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マンボウリクエストツアーだったけど、田子島に変更大成功っ。

 

 

 

 

 

 

 

 

OW講習のみか達と、足柄Pでおいしーコーヒーのお茶タイム締め♪

 

 

 

 

まさ

ぼくじゃない

 

 

2018/5/12・大瀬崎外海       透明度4-8m  水温16℃

 

 

ハナオトメウミウシ セイワン力作

 

 

 

 

大瀬崎外海はウミウシがたくさんいた。

 

 

 

 

 

セイワさんが切り撮ったこのハナオトメウミウシも綺麗だった。

 

ハナコのアラリウミウシも綺麗に撮れてる。

 

アキのサクラミノとガーベラミノウミウシもきれいに撮れてる・・・

うっとり眺めていたら、アカエラミノウミウシも隣に居るーってなって。

 

 

 

 

 

イガグリウミウシもサガミリュウグウウミウシもミツイラメリウミウシも、

アオ・シロ・サラサの定番のウミウシたちも、

マンボウツアーに彩を添える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう・・・マンボウツアーの・・・。

 

 

 

 

 

 

アラリウミウシ   byはなこ サクラミノとアカエラミノ  byながいあき

 

イガグリウミウシ   byはなこ ガーベラミノウミウシ byながいあき

 

 

 

 

 

でも今回マンボウに会えなかったのは、僕はほんとに関係ない。

 

 

 

 

 

 

いや分かりますよ、そりゃね、僕のせいなんじゃないかと疑いたくなる気持ち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも今年は、本当に誰も見てないの。

どのお店のインストラクターたちも会えてないの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからぼくは関係ないっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁね・・・。

 

胸張るとこじゃないですけど・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなに、

 

ブリーフィングでマンボウについての論述が少なすぎだの、

 

マンボウをあきらめてウミウシを探し始めるタイミングが早かっただの、

 

マンボウ情報の少なさに、ほっとしてるだの、

 

数々の疑問の声が上がりましたが、きっぱりとお答えしましょ。

 

 

 

 

 

マンボウに会えなかったのは、ぼくは関係ない。

 

ボクハカンケイナイ・・・

ボクハカンケイナイ・・・

ボクハカンケイナイ・・・

 

ボクハマンボウニアイタイ・・・

 

 

 

 

中心に今日の功労賞ゴシオ

 

 

 

 

 

 

荷物運んでくれてる時に足を負傷したこの日の功労者、

ごっしーを中心にパシャリ。

ごっしーのやさしさにありがとう。

 

 

 

 

弥次喜多の味噌汁も、いつも優しい。

 

 

 

 

なんだかんだ、また今年もマンボウ狙いのツアーに付き合ってくれた優しいみんなに、

 

いつか胸を張ってマンボウの泳ぐ姿をみせられるようなインストラクターに、

僕はなりたい。

 

 

 

 

まさ

 

 

さんぽ

 

 

 

2018/4/25・大瀬崎     透明度6-8m  水温16℃

 

 

 

アフリカの木みたい byみちこ

 

 

 

 

 

朝の暴風雨が嘘みたい。

 

 

 

 

おだやかになった大瀬崎のうみ。

 

晴れた空。

 

気持ちがいいから散歩をしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は大瀬崎の神池。

 

 

 

海につきだした半島の突端にぽっかりと出現するその池は淡水で、

伊豆の七不思議のひとつとされている。

 

 

 

 

 

そしてもうひとつ、この半島は天然記念物にも指定されている

ビャクシン(樹木)の群生の地として保護されている。

 

 

 

 

 

 

 

その珍しい大木と淡水の池とが重なって

さらに神秘を増幅させる。

 

 

 

 

 

 

あまりの気持ちの良いい散歩で、すっかり歩きすぎてしまった僕らは、

慌てて2本目の準備に取り掛かる・・・。

 

 

 

 

 

ビャクシンの巨木と僕  byみちこ

 

クローズの外海  byみちこ

 

 

 

 

先月インストラクターの試験に合格した「オタマ」が初ガイド。

 

 

 

 

 

勿論、制限付きではあるものの、僕との共同ガイドみたいな形で、

記念すべき一歩を踏み出した。

 

 

 

ちゃーんと僕のブリーフィング通りのコースをたどり、狙いの生き物たちを見つけ出し、

その都度ニッコニコのあどけない笑顔を僕に振りまいてくれた・・・。

 

 

 

 

ツノザヤウミウシ

 

 

 

 

 

そのお玉が見つけたこんなに可愛いツノザヤウミウシ。

 

 

なのに、カナウにはこの可愛さが分からないらしい。

「気持ち悪い」と一刀両断。

 

 

 

 

 

カエルアンコウ 真っ黒バージョン

 

 

 

 

 

そのカナウ。

 

ウミウシから遠ざかるように泳いで、このカエルアンコウの幼魚を見つけるというお手柄っ。

 

カエルアンコウはミサキが「見たいっ」とご所望だっただけに、ミサキ大喜び。

 

 

 

 

 

 

 

へー。

ウミウシ嫌いが功を奏することもあるもんだと感心する。

 

 

 

 

 

 

 

ツノザヤウミウシ×2

セスジミノウミウシ

マンリョウウミウシ

トゲカナガシラの幼魚

ダルマオコゼの幼魚×2

ベニカエルアンコウの幼魚

ヒレナガカサゴの幼魚

コウイカの子どもetc

 

 

雨の影響で少し濁った海の中で、マクロネタ中心の2ダイブ。

 

 

 

 

 

 

 

陽気と、小さな生き物たちが、

悪天を突いてここまで出てきた皆を迎えてくれた。

 

 

 

 

 

橋本の揚げ餅入りカレー蕎麦♪&双子の卵っ!!

 

 

 

 

そしてこの「揚げ餅入りのカレー蕎麦」だ。

 

そば処橋本の隠れた至高の一品で、これだけでもテンション上がるというのに、

落としてもらった玉が双子ちゃんっ。

 

 

 

いつもより2倍ありがたい気持ちで最後の汁一滴まで、

オタマと2人、顔もTシャツも汗グジョグジョになりながら頂きました。

 

 

 

 

足柄パーキングでお茶タイム

 

 

 

 

スタバ締めも怠らず。

 

ね。

 

 

 

 

いい1日。

 

 

 

 

 

まさ

 

 

 

新緑浴

 

 

 

2018/4/22・熱海        透明度8-12m    水温16.0℃

 

 

 

新緑浴

 

 

 

 

 

GW前の最後の週末。

 

道路も、海も、温泉も人が少なく、

何もかもが穏やかに、そしてスムーズにながれていく。

 

 

 

 

 

ダイビングが終わった後にあまりにも時間が早いので、

僕らは箱根の温泉に寄り道することにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たっぷりと2時間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新緑がキラキラと頭上でこすれ合うのを見上げながら、ぬる湯に浸かる。

 

新緑が醸す新鮮な空気を深く吸い込んでいると、

うつらうつら、鼻の頭が時々湯面に触れた。

 

 

 

 

 

 

 

真っ青な海の中に2時間つかり、

蛍光グリーンの新緑に2時間ひたり、

 

 

 

 

 

 

海と山のその両方で、身体がどんどん新しくなっていくような感覚を覚えた・・・。

 

 

 

 

30年前に沈んだ船

 

そこに生きる魚たち

 

頭上にはイサキの大群がいて・・・

 

青く差し込む光に・・・  

 

 

 

 

 

 

沈船と洞窟に潜った。

 

透明度もこの時期にしてはとてもよかった。

 

 

 

お昼ご飯は、カニ汁と自然薯と海鮮が絶妙にコラボする湯河原の名店へ。

 

行列の合間で待ち時間もほとんどなく、僕だけビールを飲めないこと以外はノーストレス。

 

 

 

温泉では湯上りのアイスも食べた。

 

そのころぼくは一人ヘッドマッサージを受けて、飲めない悔しさを紛らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもこの日一番うれしかった瞬間は、帰りの道中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉に財布を忘れましたとマナが青くなる・・・。

 

温泉に電話しても「届いてません」と・・・。

それを聞いて一同、暗くなる・・・。

 

 

外国人もたくさんいたから、持って行かれてしまったのかもしれない・・・

もう無理だろう・・・。

 

 

 

 

 

 

と、だれもがあきらめかけたその時っ、

 

 

 

 

 

 

 

普通に車の座席の隙間に落ちてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時のあの歓声がこの日のハイライト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいごには激的な感動のおまけつき。

 

 

 

 

 

 

 

まさ

 

災い転じて快心の海

 

 

 

2018/4/15・大瀬崎     透明度6-8m    水温16℃

 

 

アカイサキっ!! byれいな

 

 

 

 

うわーっこれかっ、見たかったアカイサキっ。

 

大瀬崎の湾内、

水深25mに出現の報を聞き、それは見たいと思っていた深場の生き物。

 

 

 

 

 

出会いの瞬間は、こちらもこれがアカイサキかと緊張してしまった。

 

 

カメラを構える手には余計な力が入り、

逃げられる前にピントのあった写真を撮らなければ、と気持ちが急いて急いて仕方がない。

 

 

ぼくらが焦れば焦るほど、アカイサキはただならぬ気配を察知して

不規則な動きを加速する。

 

 

とまれー、止まってくれーっと願えば願うほど、

アカイサキはドギマギと動き回る・・・。

 

 

イサキソワソワ。

ぼくらあわあわ。

 

ソワソワするとあわあわ。

あわあわするとソワソワ。

 

 

 

 

一向にピントが来ない(ミサコさんなんて画角にすら入ってなかった・・・)アカイサキを、

デジイチのレイナが最後にビシーっと抑えてくれました。

 

 

 

 

 

トゲカナガシラ byれいな

 

 

ツノザヤ  byれいな

 

 

ミジンベニハゼ byれいな

 

 

メイタガレイ幼魚っ byれいな

 

 

ヒレナガカサゴ byれいな

 

 

見つめあっとるセスジミノ  byりえ  

 

 

ダルマオコゼ  byおおたに

 

 

タカクラタツ byみさこ

 

 

 

 

そもそもこの日は海に入れること自体が懐疑的だった。

 

 

 

 

 

伊豆全域波浪警報だの、大雨洪水注意報だの、

天気予報はとにかく外に出歩かないよう注意を促し、

テレビからは繰り返し「春の台風」報道が流れてくる。

 

 

 

 

 

でも、嵐をもたらす前線の通過は一瞬で、

湾岸地域でのうねりを伴う大時化や洪水は考えにくい。

 

 

 

 

 

 

中止にするほどではない。

 

が、皆にはキャンセル自由の連絡をし、

集まってくれた人たちだけで海に向けて出発することにした。

 

 

 

 

 

 

 

東名の下りは予想通りで、

視界が遮られるほどの大雨がフロントガラスをたたきつける。

 

 

池みたいな水たまりが道路のそこかしこにいくつも出来ていて、

ハイエースは時々、激しい水しぶきに包まれ失速する。

 

 

 

 

 

 

 

 

1日分の集中力を全て使い切り、豪雨の中を走りきった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして大瀬崎に到着した我々は、

穏やかな、そして濃密なダイビングを楽しむことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふたを開けてみると、嵐のおかげで帰りの渋滞は皆無で、

すいている大瀬崎で時間をかけて生き物を探し、

希少種との出会いに恵まれ、写真をじっくり撮ることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お店についてみんなで撮った写真を見せあっこ。

 

 

 

 

 

使わせてもらってますが、みんないい写真撮ってる。

 

 

 

 

 

 

お寿司も食べた。

 

温泉にもどっぷりとつかった。

 

足柄パーキングでお茶もした。

 

 

 

 

 

 

思い残すことの何もない一日の反省会は、

終始笑顔のうちに。

 

 

 

たのしーねー。たのしかったねー。

 

 

 

 

まさ