2020/12/25・今日も店・・・
髪伸びましたので、これから散髪行ってきますっ。
まさ
何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
2020/12/13・伊東 透明度12-15m 水温19-20℃
巨大な暗雲がもの凄いスピードでうごめきながら
移動していた。
先月,
伊東の海を覗きに来た時も、もの凄い質量の生き物たちが、
食い合いの壮絶な命を燃しあっていた。
一か月がたった今、
その質量は細くなるどころか、更に厚みを増し、
視界いーっぱいにそのドラマを継続している。
何度もレギュレーターが口からポロリと落ちそうになり、
それでも、ただ見上げるばかり・・・。
差し込む太陽光線に捕食者の影が走ると、呼応するように
うごめく暗雲は散り散りになってはまた塊り、
その都度何匹かの犠牲を払いながら必死に捕食者をかわす。
上からは、スマガツオ・ワラサ・カンパチが高速で。
中層には、マダイ、アオリイカが待ち伏せ。
水底には、クエ、エソ、ヒラメが一瞬の隙を窺っていた。
敵に囲まれながらも、
キビナゴ雲は更に仲間を呼び寄せその数を増やし、
捕食者たちが100%満たされたとしても
おつりが出る規模を維持しようとする。
もっとマクロに考えると、
このおびただしいキビナゴ達を満たしたとしても
おつりが出る規模を維持している動物性プランクトン、
その動物性プランクトンを支える植物性プランクトン、
植物プランクトンを支えるあらゆる有機物やミネラルが、
絶妙バランスで成り立っていないと、この規模の営みを
こんなに長い期間維持することはできないという事。
キビナゴの暗雲が立ち込める海の中を進むと、今度は、
クロホシイシモチ、ネンブツダイ、キンメモドキ
を混合して出来上がった、強固なさかな壁にぶつかった。
「すごいな今年の伊東・・・。」
ポロリとレギュレーターがまた口から落ちそうになる。
アフターダイブ、
いつも美味しい魚介を食べさせてくれるご飯屋へ。
待ち時間に車内でメニュー熟考中。
半紙に書かれた筆書きを見てるだけなのに、
頭の中にはカラフルな刺身が浮かんで生唾が止まらない。
胃にぽっかりスペースが出来上がって、ばっちこい美食。
楽しみは「食」へとスムーズに移行できている。
メニューには載っていない、
旬のタチウオを人数分塩焼きにしてもらった。
箸をさすと、ふっくらほこほこ&
湯気が立ち上がる。
口に運ぶと、ふっくらほこほこ&
うまみを含んだ香ばしい脂が鼻に抜ける。
訳あって一本だけのダイビングで終えていたアキラさんも、
思わずほっこりぐびぐび(熱燗音が混じりました)。
もちろんカラフルな旬な彩も添えて・・・。
年内は潜り収め・・・と言う方たちへ。
お付き合い頂きどれだけ救われたことか。
感謝申し上げます。
ひとりひとりの背景を背負い、
やれることをやるという点で、
出かける事も正解。出かけない事も正解。
共通の脅威にそれぞれが向き合いながら、
いましばらくの緊張状態は続きますが、
お体最優先に良いお正月をお迎えくださいっ。
一年間ありがとうございましたっ。
まさ
2020/12/24・まじめに店番ちゅう
PCの容量回復のために写真を整理しよう。
今までのブログに使った写真を一挙大公開します。
このPC上に残ってる2013年データから2019年までを
随時、振り返っていきます。
2013年僕が海に出た日(ONLY)の記憶です。
あの頃が蘇る。
懐かしいあの人、あの場所、若かりし自分。
みんないい笑顔。
楽しかった記憶、あったかくなりました。
2020/12/5-6・初島-熱海 透明度12-15m 水温21℃
誰かこの貝の名前を教えてくださいっ。
今まで見たこともない「ウミウサギ」の仲間。
息をのむ美しさにおどろいて、
でもみんなのリアクションつれなくて、
ピントが合ってないのにすぐ写真を諦めるから、
やむなく、シオツキさんのカメラを奪い
撮らせてもらいました。
ウミウサギの事、
僕の知ってる範囲でちろりと書きますと、
通常の貝は殻で自分の身体を守るのに対し、
タカラガイやこのウミウサギの仲間は
その殻を外套膜(がいとうまく)で覆い殻を
保護します。
「ふえーっ、変わってる」
って思うかもしれません。
しかしながら、
陸上生物のほとんどがそうであるように
「殻」は骨で外套膜が皮膚だと思えば、
むしろこっちの方が普通と思えるんじゃないでしょうか。
そしてこの皮膚(外套膜)が種によりさまざまで、
妖艶な紫や、ファンキーな配色、可愛らしい水玉、
ロックなブラックetc、ほんといろいろ。
でも今日のこの貝は初めて見る。
そしてみればみるほど綺麗。
写真拡大すると・・・
外套膜がない隙間に殻の一部が見えていて、
つるりとした殻が光を反射して、
薄い外套膜の美しさを際立たせていることが分かります。
名付けて、「オシャレガイ」。
誰か本名ください。
シオツキさんの新兵器、
オリンパスOM-D E-M1 Mark IIがその力を見せつけた
処女作。「オキゴンべ」
ユカ作「ガラスハゼ」。
オリンパスTG-6
ゆきこ作「ニシキフウライウオ」。
オリンパスTG-6
ツグミ作「クマドリカエルアンコウ」
ソニーMX-100Ⅲ
マチャヒコ作「シマウミスズメ」
オリンパスTG-6
こんなに、皆で真剣にカメラに向き合った2日間。
初日の初島の3本で、マクロもワイドもすげー勉強しましたよね。
宿に帰ってからも・・・
1、カメラの設定
2、構図やアウトフォーカス(背景)に何をいれるか?
3、手ブレしないシャッターの押し方
4、拡散版の位置を意識して
如何に被写体に効率よく光を当てるか
5、半押しでフォーカスロックからの構図ずらし
など、話は初級編から中級編くらいまで。
これだけみっちり勉強したんだから、
二日目の熱海ではさぞいい写真が撮れたことでしょう。
という事で、その熱海でシオツキさんのカメラを奪い、
僕が写した「ベニカエルアンコウ」でお別れです・・・。
「結局どうすればいいのか全然わかんなかったー」
とわらう皆。
「も一回やってー、写真練習ツアー」
とわらう皆。
前夜の僕の講義は”意味無しほういち”ってことですよね。
いーんですやりましょ。何度でもっ。
マツイさんもカメラ買っといてくださいー。
まさ
2020/11/28-29・海洋実習 透明度12-15m 水温21℃
うっすら冠雪の富士が雲に見え隠れ。
晩秋の海にはススキがそよぐ。
綺麗な西伊豆らしい景色を眺めながら、
ダイビングライセンス取得に向けての最終段階、
「海洋実習」に奮闘する若者たちとの2日間。
僕の半分くらいの年齢の柔軟な発想に関心したり、
理系頭脳君に物理を実際に習ったり、
アーモンド風味のピノを解説付きで味わったり、
知らないこともいっぱい吸収させてもらった2日間。
そしてその若者たちが繰り出す数々の珍プレーに
目を細めた2日間・・・。(笑)
おーっ、いいぞーインチュウ。
カメラ向けると、ポーズ決めてぇ・・・
そのままいったー。
バディー(仲間)の筈のリョウマはその横を
そ知らぬ顔できれーに素通り。
後ろのリサも喜んでるみたいだし。(笑)
くつろぎながらコンパスの使い方練習。
おそらくセキネちゃんも、
こんな姿勢になる予定ではなかったと思うんだよね。(笑)
態勢崩されながらも進むべき方向は見失わない。
彼女の強い意志がうかがえます。
空気が無くなった想定で、
バディから空気を分けてもらいましょう。
予備のレギュレーター(オクトパス)を咥え、
排気ボタンを押すと、
オクトパス内の水が排水されて呼吸ができる。
ムラタちゃんはね、
そのボタンを強くそして長く押し過ぎたために、
おびただしい空気に襲われる羽目になったんだよね。
「ぷしゅっ」でいいのよ。
ワンクリックする感じ。
何度も見ちゃうけどね、こりゃぁ・・・
出し過ぎだよぉーっ。
同じくムラタちゃん。
これは何となく面白かったから。
とてつもない技を出す前触れのような・・・
エネルギー溜まってきました感、出てます・・・。
そしてMVPはリサでした。
この振り付けは「小春」(世界トップダンサー)
じゃね??
リサ、ダンスやってたって言ってたしっ。
いいえ。
これはドライスーツに余った空気を排気してるとこ。
これをしないと水面まで浮いて行ってしまう。
一か所しかない排気バルブに空気を集めて、
排気ボタンを押すんだけどね、この動作が難しい。
ダンス界に新風を巻き起こせ。
リサの排気はトップランカーさ。
みんな無事。
2日間、初めての経験に向き合ってくれて、
しっかり僕らの話も聞いてくれて、
ヨレヨレになりながら・・・(笑)、
よく頑張りました。
「ダイビングのライセンス取ってよかったね。」
そんな言葉が皆の口から出てくるまでは、
も少し練習が必要だけど、一緒に海入ろう。
いつか、海に入る事は大したことじゃなく、
近くのスーパー銭湯に出かけるくらいの
感覚になるといい。
付き添いのチアキちゃん、えりさん、
2人もその脇でしっかり成長してた事、
僕らはちゃんと見てました。
ダイブマスターチャレンジのホシ君も、
みんなのアシストと話題提供、良く出来ました。
夕陽と、満月と、綺麗な海と、
満面の笑みでCカード取得の2日間。
若い子たちに囲まれて、
おじさんも楽しく頑張れました。
まさ