何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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ちんぷれー

 

2021/6/14・井田     透明度6-8m  水温21℃

 

 

IMG_2651

 

 

 

 

週末の海を経て、この日は月曜日。

 

 

 

グーグルマップは渋滞無しの現地到着時間を

予想している。

 

 

 

鼻唄交じりに、「用賀インターのスタバなんか寄って、

濃いーコーヒーすすりながら余裕しゃくしゃく

海に向かいましょーねー。」

 

 

「お、ほら、ちょうど6:30。

ドライブスルーのスタバが開く時間です」

 

 

なーんて言いながら、

ドライブスルーをスルーしてしまう自分がいました・・・。

 

 

 

 

 

 

スタバの前を通過したのが、6:31頃。

通過してすぐ高速入り口のため戻れず・・・。

 

 

 

 

 

 

「嘘だーっ」   絶叫しながら、

アクセルペダルを踏み増して、足柄パーキングエリアの

スタバへ目的地設定変更です・・・。

 

 

 

 

 

どうやったらスタバの話ししながらスタバに寄ることを

忘れられるのか・・・意味わかんない・・・。

本当にありうる話なのか検証が必要です。

 

 

 

これぼくの珍ぷれー・・・。

 

 

 

 

 

IMG_2655

 

 

 

 

濃いーコーヒーをやっと手に入れ、

いい音楽もかけてもう一度平日の平穏を取り戻した頃、

西伊豆の海沿いに到着した我々を待っていたのは、

雨上がりにきらめくアジサイの群生。

 

 

 

 

 

 

濡れて黒々とした木々の幹と、

雨水を滴らせて光を反射する葉の緑。

そして幾重にも重なる紫のグラデーションっ。

ほんとうきれいですよねぇ。

 

 

 

 

 

 

見上げるとたわわに実ったビワが所々に、

オレンジ色の甘い雰囲気を漂わせている。

 

 

 

 

 

伊豆に季語が溢れてる。

 

 

 

 

 

 

IMG_2653

 

 

 

 

 

そして、今日の目的地、井田の海岸には

若々しい「稲」が田んぼに揺れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふー。

 

平日の海かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俳句的になったぼくは

雨上がりの空気をたらふく吸い込んで、

2本の海遊び。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たかさ4mの海藻の森

 

 

 

今まさに一人のダイバーが突撃しようとしているのは、

高さ4mの海藻の壁。

 

 

 

その先に隙間があるのです。

 

 

 

その隙間に突っ込むと、頭上も両側も緑に囲まれた、

トトロへの道みたいなトンネルになっている。

 

 

 

ただし・・・

メイちゃんや、さつき、のように軽快にそのトンネルを

駆けることはできない。

 

 

 

脂ののった大人だし、

陸生生物にはアウェーだし・・・。

 

 

 

ひとりが足を藻に取られ、

もう一人がそれを援護し、

その大人にも容赦なく藻は絡む。

 

 

 

 

あなた、海藻の森に入りましたね

 

 

 

 

これ連携珍ぷれー。

 

 

 

 

 

 

 

ね。

 

 

 

 

 

 

 

帰りに野生のビワを手摘みしてみんなで食べたの

思い出。

 

 

弥次喜多でお腹いっぱいになったみんなのあの

爆睡っぷりが思い出。

 

 

 

 

 

 

 

 

おかげで

第1スタバポイント「足柄パーキング」スルー。意図的に。

第2スタバポイント「海老名パーキング」スルー。意図的。

第3スタバポイント「港北パーキング」で濃いコーヒーゲット。

我慢できず。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからわずか10分でお店に到着・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/6/14 月曜日

 

もう少し早くコーヒーがのみたかった。

 

そんな思い出。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

 

フニャート

 

2021/6/13・田子      透明度8-12m  水温20℃

 

 

 

 

 

正直に言います。

 

 

 

僕は怖いんです。

 

今年の田子島が。

 

 

 

 

毎年、

5/15-9/15だけ潜れる季節限定ポイント。

 

 

 

 

 

2階建ての一軒家ほどの巨石がゴロゴロ転がっていて、

そこに咲き乱れるサンゴや、ハナタツ、ウミウシ、

カエルアンコウ、南から流されてきた熱帯魚、

時にはハンマーヘッドやカメも出ちゃうスーパーポイント

 

・・・のはずなんですが・・・今年は「がらーん」。

 

 

 

 

 

 

この前だって、ベテランさんぞろいのツアーでさぁ、

エンリッチ使って超ロングダイブで田子島をやったわけ。

 

 

そしたら悪いほうの予感的中で、

何も見つからない時間がどんどん過ぎて、

気を失うかと思いました。

 

いやむしろ、気ぃ失いたいっ、てね・・・。

 

 

 

だからこの日は、田子島は嫌ですよっていったんです。

ほんなら、みんなして「えーっ」って言うから・・・。

 

 

 

こっちですよ。「えー」言いたいのは。

田子島の怖さを知らないんですね・・・。

 

 

 

またダメガイドとして烙印押される

腹くくりましたよ・・・。

 

 

 

 

 

 

最後のあがきで、コース取りを大きく変えたんです。

 

いつものエリアを捨て、西に130m程ずらしてみると・・・

 

 

 

 

 

サンゴの量、魚影の濃さ、全く違う!!

キビナゴ、イワシどっさりぐるぐる。

 

そこにワラサ、良型マダイ、アオリイカが

どんどん突っ込んでいく。

 

今度は、予想だにしなかった面白さっ。

 

 

 

 

ちゃんと、

セナキルリスズメとか、テヅルモヅルエビとか、

マクロもしっかり押さえてね。

 

 

 

 

 

 

 

ふぃー、いろんな意味でよかったー。

 

ガイドとしても、

田子島のイメージとしても、

 

首、つながりました。

 

 

 

 

サーどんどん打ち上げましょー

 

 

 

 

それとも一つご報告。

というか確認。

 

 

 

ドリフトダイビングの基本、フロート揚げを

みんなで練習したんですけどね、

 

 

 

 

 

空気入れる量が足りなくって

「ふにゃふにゃの・・・」

 

ロープ離して

「無人の・・・」

 

深度制御忘れて

「すげー深いとこから打ちあがる・・・」

 

しっかり握っちゃってるから

「わたしも一緒に打ちあがる・・・」

 

 

 

など・・・

色々ありました・・・。

 

 

 

 

フロート主どこ行ったー?

 

 

 

 

 

 

 

 

確認なんですが、

 

「田子島は楽しい」

 

「シグナルフロートは安全を担保するもの」

 

で、いいんでしたよね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この2点、参加された皆さんにももう一度、

ご確認頂けますよう宜しくお願い申し上げるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

へなちょこの、ふにゃふにゃのフロート上げたら、

それは、もうフニャートと呼ぶのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

ときにはのんびり。

6月12-13日 田子 透明度 12m 水温 20℃前後

 

 

べったりと穏やかな田子の海。

 

 

海とは思えない程、波もなく平穏そのもの。

 

ボートも滑るように走ります!

 

こんな穏やかな海で2日間のんびり過ごせるなんて!

 

 

水中で溜まった窒素を陸上でたっぷり抜いて。

窒素がなくなってきたら、また溜めて・・・

 

 

1日に何本も潜るのも良いですけど、

のんびり休憩して深場を攻めるのも良いです。

 

 

といいつつ、1日3本潜ってるんですけどね。(笑)

 

 

そろそろ終盤を迎えつつあるウミウシシーズン。

 

 

 

数も少なくなってきたかなーと思っていたけど・・・

 

 

まだいるー♪

 

 

人数も少ないので、各々のんびり撮影。

お写真お借りしますっ!

 

まだいたのね! クロスジリュウグウ

 

ファンキーカラー

 

久し振りにみた! サガミイロウミウシ

 

うわー!ハナイロだー!

 

 

私が見てないウミウシ多数。。。

 

ハナイロウミウシズルいです。

 

見たかったなー。教えてほしかったなー。

 

 

サガミリュウグウ センヒメのペア

 

ボブさんウミウシ

 

 

田子島ではボブさんウミウシGET!

だけども、その他にはこれと言って見つからず・・・

 

 

今年の田子島はどうなのてしょうか?

今後に期待ですっ!

 

 

 

上がってきてから、講習チームと一緒に休憩。

 

 

流れてますよー。 方角はあっているかな?

 

 

ツアーチームが、

ウミウシがいっぱいだの、魚の群れがすごいだの話していると、

 

 

講習チームは、

 

「えっ?ウミウシが群れてるんですか?」

 

「ウミウシ見たいー!」と。(笑)

 

 

 

ウミウシが群れては・・・ないけど、たくさんいたから、

 

今度は見に行きましょうねー!

 

 

沖の浮島

 

 

 

すなお

 

今がオススメ

 

 

 

2021.6.13  井田 透視度10〜12m 水温21.2℃

 

 

 

 

 

 

 

 

今ダイビングポイント、井田には

水深3mから水面まで海藻が伸びていて、景色が凄いらしい。

 

 

 

 

帰ってくる人、みんな口揃えて言う。

 

 

「井田の海藻はスゴイ!!」

 

「あの水路は気持ち良い〜」

 

「行った方が良いよっ!!!」

 

 

 

しかも少し興奮気味に。

 

よっぽどスゴイんでしょうね。

 

 

 

 

実は、ボクかれこれ1ヶ月ほど井田に行っていない。

 

 

 

「海藻が生えているのは知っているけど、

そこまで驚くことないでしょ〜!!?」

 

 

 

 

ボクは、毎度みんなに感想を聞く度に、内心疑っていました。

 

 

ごめんなさい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想的

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんがおっしゃる通り、今の井田はスゴイです。

 

これは興奮気味に言うワケが分かりました。

 

 

 

 

 

 

 

ワクワクっ 誰かがこっちを・・・

 

みんなどっから出てきてるの!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

たった水深が2mほどしかないのに、

 

こんなにワクワクできるなんて、最高ですね。

 

 

 

 

 

 

 

海藻水路から、抜けてはまた海藻の中に。

 

 

何度も出たり入ったりを繰り返す。

 

 

 

 

今回は20分くらいしかそこにいなかったけど、

次回はもっと長く遊びたいもんです。

 

 

 

 

 

 

スズメダイの群れ

 

 

 

 

 

 

もちろん、中層に行けば、、

スズメダイの群れがワンサカいるけども、

やっぱり今は海藻迷路です。

 

 

 

 

 

主だっていますからね。

 

 

 

 

 

 

海藻の主

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひ、今の井田に行ってください。

 

 

 

 

 

ゆきや

 

 

 

彼の必殺技

 

 

2021/6/12・井田    透明度5‐10  水温21℃

 

 

イソバナカクレエビ。ガラスハゼアウトフォーカスっ

 

先生ーっお願いしますっ。

 

井田の深ーところを攻めていたら、イソバナカクレエビを発見。

写真のムチヤギを宿主としていることがすごく珍しいと感じ、

この日一番の手練れダイバーに撮影をお願いした。

 

 

さーすが先生っ。

 

ムチヤギに住むガラスハゼを背景にとてもナイスな一枚に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せんせーっお願いしますっ。

 

 

井田のカイカムリっ

 

 

 

おーっさすが。

おしゃれ度高めの帽子のカイカムリ、かわいいですねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せんせーっ。

 

 

アカスジカクレエビ

 

 

きれいですねーっ。

マグマのような赤いウチワに透明のアカスジカクレエビ。

 

 

 

 

 

 

 

せんせーっ。

 

せんせー。

 

 

 

 

 

 

僕の心の中では、いい被写体が見つかるたびに

そう呼んでたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、

この日のぼく的ハイライトはちと違います。

 

 

今日の主役は・・・、

 

 

 

 

森のように鬱蒼と広がる海草、

・・・でもなく、

 

ぼくの話をほとんど聞かない女子二人組っ、

・・・でもなく、

 

ひとりだけカエルアンコウを見つけて楽しんだジェントル!

・・・でもなく、

 

最新のカメラにメモリースティック装備の天然女の子っ!

でもなく・・・。

(SDカード主流のこのご時世にMSが使えること初めて知った)

 

最近やっと耳抜きについてわかってきた、

立ち姿がモデルのような旧知のMiss。

でもない・・・。

 

 

 

 

 

 

 

その人は・・・

 

いつもGOPRO(小型の動画用カメラ)を握りしめやってきて

魚の群れに囲まれることや、

生い茂るマメタワラの森に身体をうずめることを、

大いなる喜びとしている常連のジェントルで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のこの人と潜った時もそうだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残りの空気量を確認するぼくに、

大きなゼスチャーで答えてくれる彼。

 

両手を使ってわかりやすく、ゆっくりと、

 

右手で5

 

左手で3

 

右手で0

 

「残圧80ということなんだろう、それはわかった。」が、

その度に、左手に握られていたGOPROも海底へと

ゆっくりと潜降を始めるのだ。

 

 

 

「かっ、カメラー!」

その都度捨てられるかわいそうなカメラを指さすと、

彼は大慌てでそれを拾い位に行く・・・

 

前回と全く同じ・・・。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、

 

船上でバランスを崩し、慌てふためいた彼・・・

 

誰も見ていまいと周りを確認中にぼくと目が合い、

罰悪そうにしていた、あの日も・・・。

 

 

 

助手席でドアノブを握り損ね落ちそうになった彼・・・。

あのときも・・・

僕は一部始終を見ていた。

 

 

 

「熱いですから気を付けて」言われたそばから

カニクリームコロッケを頬張り上顎を火傷した彼・・・。

 

 

 

 

 

 

 

それらの記憶が蘇る・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しかった一日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくはGoproを体のどこかにランヤードで固定することを

提案し、

主役は帰路につく。

 

 

 

 

 

その背中を、心の中で、

惜しみないスタンディングオベーションで

見送ったのです・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PS:ソラスズメを狙って

海草に潜んでいたアオリイカ、の動画の後半に、

海草に覆われて恍惚の彼、が登場しています。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ