何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
2020.8.13~14(木・金) 安良里 透視度3~7m 水温20.5~25.6℃
海洋実習を終えて、
『ダイビングが凄く楽しい』と感じたら、
相当凄いことだと、僕は思う。
洗濯ばさみと同じサイズ
総重量20㎏程の重たい器材を背負い、歩く。
水中ではやるトラブルの対処法、
人によっては怖さを感じるはず。
そして、なかなか出来ない中性浮力。
始めた頃は、浮くか沈むかのどちらか。
綺麗に泳げる人の方が珍しい。
だから、映像で見るような、
綺麗な海や面白い地形を堪能できるのは先の話。
このギャップでダイビングを断念する人が何人いるだろう。
正直悔しい。

始めていく、水中の世界。
それに加え、視界が良くない海。
恐怖心を感じて、当然。
本来陸上で生活する人間にとって、
水中にいるのは、アウェーな環境。
これは今後時間が進んでも、きっと変わらないこと。

毎日のように水に入っている僕も、時々怖さを感じる。
水中に入れば、マスクで視界は狭くなり、
身体には水圧がかかり、耳抜きしなければならない。
突然流れは出てくるし、水温も変化する。

それでも、1本目より2本目。2本目より3本目。
そして、3本目より4本目の方が恐怖心は薄くなってくる。
それは、慣れてきているから。
今まで、関係のなかった環境に次第に慣れてきているから。
耳抜きの仕方だって、確実にスムーズになっている。
潜って行くスピードだって、速くなっている。
確実に上達している。

稀にすいすい泳いでいく青年もいる。
あまりに気にしなくてもいい。

ダイビング行くのは、海で遊ぶだけではない。
今回たまたま見れて、花火もある。
そして、これまた、たまたま見れたペルセウス座流星群。
山だってある。
自然遊びの一つとして、続けて欲しい。
ゆきや
2020/8/13-14・ 田子 安良里 透明度5-10m 水温18-26℃

この日の4日前、
店番をしていた僕は正午過ぎに一本の電話を受けた。
久しぶりにダイビングを再開したいと言う。
受話器の向こうの女性に名を尋ねると、
まだタケシやシンゴさんが沖縄に行く前の頃、
理解ある両親の庇護のもとOCEAN TRIBEに出入りしていた、
中学生だった少女の顔が浮かび上がる。
皆で可愛がっていた子と同じ名前だ。
もう13年も前の記憶・・・。
おそるおそる、
「しん子か?」と当時の呼び方で呼んでみる。
すると彼女は、
「まささん?」・・・「しんこですっ」と
応えてくれた。
その日のうちに店に駆け参じてくれた彼女は
当時の面影を残しながらも、
気配りや受け答えしっかりできる立派な社会人に変身していた。
偶然にも、
欠員の出ていたこの一泊ツアーと、彼女の盆休みが重なり
急遽同行することになった。
当然、昔話に花が咲く。
再会の喜びの中で、
感慨にひたりながら、西伊豆は田子と安良里の海につかる。

伊豆全域に暮らすアカイソハゼ。
冒頭の写真はコジカイソハゼ。
互いに3cm程の個体で生息域も似ていることから、
遠目では別種と認識するのが難しい。
でもこうして写真で撮り比べてみると、
コジカイソハゼの美しさに驚いた。
そいで、この日僕が初めて認識したキンホシイソハゼ↓と、

アカスジウミタケハゼ↓も併せて、この三種は
温暖化の恩恵・・・と思われる、
伊豆では今まで見ることがほとんど出来なかった種。

久しぶりに、敬愛する「母」(通称)と共に、
おそろいのカメラを構えて並んで写真に没頭した。
別名ハゼツアーと名付けてもいいのだろう。
「ハゼ」と「母」と「僕」は、海底を這いまわった。

タマテの海洋実習チームと宿で合流し、
目の前の海岸に、広がって寝転んで、
夜空にペルセウス流星群が煌々と走るのを眺めていた。
抜き打ちで100発ほどの花火が上がった。
密を避けるため、「知らされざる花火」・・・。
ぼくらそれぞれの面々が、
今年の夏の季語に照らしだされた。
再会に、
ハゼツアーに、
ライセンス取得に、
乾杯ー。

まさ
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