何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

店長:マサシ

マサシ:
筋肉の貯金はできる

スタッフ:ミカ

ミカ:
トイレ近い

スタッフ:マイ

マイ:
一番エライちび

スタッフ:スズカ

スズカ:
すぐ寝る。

スタッフ:ユキヤ

ユキヤ:
祖父農家 米安定供給

スタッフ:マサ

マサ:
脳が硬式野球

不覚ツアー

 

 

2017/5/21・伊東       透明度2~7m   水温17~19℃

 

 

 

イワシの沖漬けと、ホタルイカのボイル

 

 

 

 

 

おっきい自然をいっぱいに感じられるような,人が少ない海のほうが好き。

 

 

 

最初に電話したのは城ケ島。

 

:「サザエ祭りで第一便は満席なんですよぉ」

 

そぉなんすね・・・それじゃまた今度おねがいします―。

 

 

 

 

伊東に電話かけてみる。

 

:「大丈夫ですよー。昨日も水キレイでしたよー」

 

それじゃおねがいしますー。

 

 

 

 

第1候補ではなかったけれど、第2希望におさまりホっ。

 

だれもが良い一日になることを信じていた。

 

 

 

 

ところが、

伊東に到着するや飛び込んできたのは港を埋め尽くすダイビング

ショップの車と盛大になびくダイバーズデイの垂れ幕たち・・・。

 

 

 

 

 

 

モクモクと立ち込める暗雲たち・・・。

 

 

 

 

 

案の定、

混雑の影響で予定出船時間は予告なく遅れ、

ドライスーツを着て待機するぼくらを、歓迎されるべきはずの

夏日を記録した灼熱の太陽が容赦なく干していく。

 

 

 

 

無言・・・じりじりじり・・・日陰に密集して押し黙る大人たち・・・。

余分なおしゃべりはさらなる体力の浪費につながる・・・。

 

じりじりじり・・・。

 

 

 

 

 

なんども出船時間の確認に走るぼく。

電話片手に走り回る現地のスタッフたち。

 

 

 

 

 

海からダイバーを乗せた船が帰港するたびにこの船ですか?

あの船ですか?それとも次のですか?

 

 

 

窮状を訴えるぼくに

首を横に振り続ける現地のスタッフ・・・

 

待つしかない・・・。

 

 

 

 

 

上がって来たダイバーにせめて海中の様子だけでも聞いておこう。

 

「いやーすごい濁ってますよー」

 

 

 

 

 

・・・。

まじか・・・。

 

 

 

 

 

 

じゃ旨いものは死守だなと、いつものごはん屋に電話かけておく。

 

「今日団体の貸切入っちゃってるのよー」

 

 

 

 

・・・。

不覚・・・。

 

 

 

ミスガイ byあけも テンロクケボリダカラガイ byあけも

 

トラフケボリ byマリコ・N ウツボ

 

テントウウミウシアオサハギ byマリコ・N

 

 

 

 

やっとたどり着いた海中は、

確かに視界を遮るところてんみたいなプランクトンがひしめいている。

 

 

それをかきわけるように小さいものを探すしかありません。

 

 

 

 

 

可愛い生物を見つけられた時の喜びひとしお。

 

うだるような暑さの中で待機しつづけたから海水がいつもより気持ちいい。

 

そして、待機時間が長く遅くなったおかげでごはん屋が貸切解除になっていて、

いつもより贅沢な注文をして喜びを味わいかみしめられたこと。

 

 

 

 

 

 

 

不覚の中から見出されるかすかな喜びに敏感だったいち日。

 

 

 

 

旨いものにはなんとか・・・歓迎されるはずだったの太陽の下で

 

 

 

いつも突然の予約を受けてくれる現地のスタッフの方たちに感謝。

そしてちゃっかりダイバーズデイの景品までご配慮いただいて。

 

 

 

僕の下調べが足りなかったばっかりに・・・あいすみませんでしたっ。

 

 

 

まさ

いつものうみで

 

 

2017/5/12・大瀬崎外海      透明度6-10m  水温16℃

 

 

 

カスザメが飛んできたっ

 

 

 

 

 

GWの小笠原以来のダイビングだった僕

 

その小笠原で進行した日焼けのために、もうすでに夜は見えずらくなっているスナオ

 

GWの前半、支笏湖ツアーで一緒に山菜狩りを楽しんだマユコ

 

そして、「マンボウ以外は呼ばないで」と強い意志を表明し

この日のツアーのリクエストをくれたケンさんミナさん

 

 

5人はマンボウへの一途な想いで大瀬崎の外海を泳いだ。

 

 

 

 

 

 

 

深場の方から泳いできたカスザメにマンボウの影を見て、

めちゃくちゃドキドキしてたことは自分の胸にしまっとくとして・・・。

 

 

 

 

潜降前に「マンボウ以外教えないでっ」って言ってたのに、

浮上後に「変なウミウシ居たんだけどあれなぁにー?」って聞いてきたミナさんに、

「この人無茶言うなー」と思ったことも心の中にしまい込んで。

 

 

 

 

 

 

 

 

マンボウを待つシラコダイとわたしたち。

 

 

 

 

両者の願いむなしく、この日、マンボウは姿を見せてくれませんでした。

 

 

 

 

マンボウを待つシラコダイの群れ

 

 

 

 

 

 

小笠原以来の伊豆の海はマンボウを外しこそすれ、とてもゆっくり潜れました。

 

水中で何度もやっぱり伊豆良いなと何度も思いました。

 

 

落ち着くというか、気持ちいいというか。

 

 

 

 

都心からふらりと来れて、魚がいっぱいいる海に泳ぎ、

海のことを話し、日向ぼっこしながらうとうとしたり。

 

 

 

 

そして、美味しいご飯と暖かいお風呂が待っている。

 

 

 

 

弥次喜多の炊き立てご飯と、シジミの味噌汁、そしてホタルイカのボイル。

 

 

 

 

 

いつものうみの安定感の中に、

マンボウのロマンと旬な食材が加わって、

 

じゅうぶんすぎる、幸せな海の一日。

 

 

 

 

 

 

 

浅瀬も気持ちいい ホタルイカ美味この上なし。イワシの刺し身もうまかった

 

まばたき終わりに撮られました

 

 

 

 

まさ

北海道の春を

 

 

2017/4/29-5/1・北海道支笏湖      透明度20m   水温4℃

 

 

 

北海道支笏湖

 

 

 

 

 

山あいの日陰に残雪がわずかに残る。

 

 

長い冬が終わり、やっと始まった北海道の春に降り立つと、

懐かしい新鮮な空気が鼻を抜けて体全体に送り込まれていく。

 

あまりにもいい空気なのでもう一度、そしてもう一度大きく吸う。

 

 

 

 

 

ヤマメやイワナ、アメマスなんかを釣りに川に出かけられるのも、

 

シロとチビ(近所に捨てられていた雑種犬を飼っていた)に

湧水を飲ませるついでに、エゾサンショウウオなんかを捕獲したり、

 

ほぼ野生化していた少年時代の僕の動きはより一段と活発になり、

暗くなるまで海もしくは野または山で何かに夢中だったこの季節。

 

 

 

 

 

 

中でもとりわけ大好きだったのが「山菜狩り」だ。

 

 

 

 

 

 

裏山に入るとアイヌネギ(行者ニンニクともよばれる)やウド、

タラの芽、コゴミ、フキ、セリなどの山菜が一斉に湧いて出る。

 

 

 

特にアイヌネギは美味この上なく、

山で大量に採取してその日のうちにジンギスカンと一緒に食べると、

至高の喜びが口の中だけにとどまらず、身体全体に広がるのだ。

 

しかも行者ニンニクともよばれ体にもとても良い。

 

 

 

自分でさっきとってきた獲物でこんなにおいしく飯を食う。

こんなに楽しい事はない、当時も今もそう思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな季節限定で北海道限定の楽しみをもう一度。

 

そしてそれを一度みなにも体験してもらいたい衝動にかられ続けて20年・・・。

 

 

 

やっと実現した、

北海道アイヌネギ狩りそして支笏湖ダイビングツアー。

 

 

 

 

 

 

 

当初山菜狩りに懐疑的だった人達も、その味に驚き、

もっと頑張って採取すればよかったとあっというまに完食してましたね。

 

 

 

 

また食べたいって言いだすことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

130年の歴史をもつ丸駒温泉の名湯。

 

湖面に写る恵庭岳の山頂に沈む太陽。

 

薪ストーブを囲んで串に刺したチーズを炙ったこおばしい香り。

 

サントリー山崎の注がれたコップが傾くたびに響く名水の氷。

 

夜風にあたろうと一歩外へ踏み出すと、

星空と、夜行性のいきものたちの目がきらりと瞬いた。

 

 

 

 

 

 

 

水面に春の木々揺れる 支笏湖のドロップオフ

 

メインイベント うまかったねー アイヌネギ 行者ニンニク キトピロ

 

いっくよー 支笏湖と恵庭岳に沈む太陽

 

湖底に沈む太古の巨木 みずすきとおる

 

森林に囲まれた湖底に潜ってみる エゾウグイ幼魚

 

北海道で一番のまれている黒ラベルクラシック サッポロクラシック

 

精肉店でラム肉を仕入れる うまかった 岩瀬牧場のソフトクリームはたべなあかん

 

北海道の食物連鎖の頂点に君臨 湖底に降り立った太陽の光と一人のダイバー

 

探検隊委員オーガミ いつまでも眺めていられる風景

 

 

 

 

支笏湖は、何度も水質日本一に選ばれた事のある景勝地だが、

最大水深346mのカルデラ湖が、わずか4℃の水をなみなみ湛え、

整地されていない湖畔には安易に人を寄せ付けないオーラしかない。

 

 

 

真っ黒な最深部へと向かう急な斜面の湖底には大昔に沈んだ倒木が折り重なっていて、辺りはとても静かだ。

 

アイスグローブとアイスフードを着用し、自分の排気音だけの静寂な青から黒への世界に圧倒される。

 

 

 

 

 

一転、

浅い湖底もしくは千歳川の川底には一面の草原が広がって、

木洩れ日に魚たちがキラキラ光り、何時間でも眺めていたい、

このままここで流れに身を任せ、ゆうゆうと移ろう風景を眺めていたい。

 

 

 

 

寒さだけ凌げれば・・・。と、そう思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終日。

 

 

 

 

 

支笏湖から30分の僕の地元へ。

 

 

 

 

 

平屋の学び舎と実家、すぐ裏の広大な牧草地、

馬たちが駆ける太平洋に面した社台ファーム、

日本一長い28kmにも及ぶ直線の線路、

そして白老牛のステーキ。

 

 

 

 

 

 

僕にとって当たり前だった光景にみんながいる・・・。

 

 

何だか申し訳ないような嬉しいようなはずかしいような・・・。

 

 

 

 

 

でも紛れもなく、一番楽しんでいたのは言うまでもなく・・・

 

 

 

 

ぼくは密かに、またやりたいと思っています。

 

 

 

懐かしい学び舎の机に 濱部亭の庭にて

 

樽前山と牧草ロール よく犬の散歩で来ていた裏山

 

昔から知っている気がする 海沿いの牧草地に馬が駆ける

 

日本一長い直線線路 白老牛

 

 

 

 

現地ダイビングサービスのイタヤさん、

 

快く見学させて頂いた小学校の校長先生、

 

アポなし突撃ゴメンね、かーちゃん、

 

 

 

実現してくれたみなさま、ほんとうに嬉しかったです。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

まさ

 

旨酒ありて男の旅路

 

 

2017/4/15.16・IOP-熱海     透明度10-15m  水温15℃

 

 

 

わっはっは

 

 

 

男ってのぁまことに勝手なもんで、それがまた年々 度を増してくるもんでしてねぇ。

 

要するに都合悪いことは聞いてねぇし、すぐ忘れちまったり、開き直っちまったり。

 

こだわりたいとこだけ好き勝手にこだわって、面白おかしくやりてぇもんでさぁ。

 

 

 

 

 

この日50本の節目のカトーさん(写真左)もそんな一人じゃねぇかと

お見受けするんですがねぇ,

 

 

 

何本やっても中性浮力ままならず、空気ばっか消費するもんだから、

何度も練習を促すんだけども、当の本人は辛ぇ思いまでして潜るんなら

でかいタンクが置いてあるところ限定でリクエストツアーつくっちまえばいいってんで・・・

 

 

うちの日程には「ビックタンクツアー」なんて見たこともねぇツアーができちまう・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんで勝手に仲間作ってほらごらんのとおり、

 

でっかいタンクがありゃぁ練習なんてしなくて大丈夫、わっはっはーっときたもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

てやんでぇ

 

カトーさん、50本おめっとうごぜぇやすっ。

しおつきさん、タイガース辛勝おめっとうこんちくしょーっ。(笑)

 

 

 

 

哀愁漂うIOP男の子たち

 

 

 

 

そんな気まま気まぐれ男4人旅。

 

 

蕎麦屋によっちゃぁ呑み、

 

修善寺の湯に浸かっちゃぁ呑み、

 

酒の肴の美味しい料理屋見つけちゃ呑み、

 

部屋に帰って酔い覚ましに一杯やって・・・

 

 

 

気が付いたらベットの上で、

見覚えのない天井と身に覚えのない頭痛の朝を迎えてやがる・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかんだぁいって、僕が一番酔っぱらって先に寝ちまったらしい。

 

 

男ってのぁ身勝手なもんでして・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも酔っぱらいながら、

水中でまったくアイコンタクト取らないカトーさんに対して延々説教してたらしい・・・。

 

 

 

「もううんざりしましたよ」と帰り道で漏したカトーさんに

一瞬は同情しかけたんですけどねぇ・・・。

 

 

 

よく考えりゃ、”その後”の2日目の熱海の海中で

「この人まったくぼくのこと見ないな」と苦々しく想ったことを思い出し、

 

 

酔っぱらっても大切なことを伝えようとした自分に、

心ん中でスタンディングオベーションしたわけです。

 

 

 

 

オオモンカエルアンコウシオツキサンの処女作

 

 

 

 

修善寺一泊男旅。

カトーさん50本記念ビッグタンクツアー。

 

 

 

 

 

 

 

最後は熱海の沈船で撮った写真でお別れです。

 

 

 

自分の排気に包まれるカトーさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

象徴的で印象的。

この2日間の締めくくりとして なんて完璧な一枚。

 

 

 

 

 

今でも

この2日間の思い出でおいしくお酒が呑めます。

 

 

 

 

 

 

ハイスピード呼吸を象徴する写真

 

 

 

まさ

 

 

 

 

 

 

吉報っ。凶報?誤報?

 

 

4/22・

 

 

すなおインストラクター

 

 

 

去る4/18、

僕の携帯にすなお本人からインストラクター試験合格の知らせが入りました。

 

 

 

 

まだ信じておりません。

 

ぬか喜びしないぞ。

 

おれは騙されないぞ。

 

 

 

 

 

 

 

本日、学生二人に学科講習を行っております・・・。

 

 

いまから頬をつまんでみます。

 

 

 

・・・。どうやら合格は本当らしい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからも一挙手一投足に注目して、

 

本当かどうかを見極めていきたいと思います。

 

 

 

 

まさ