何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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ふかーい森。

6月21日(日) 井田 透明度:12~15m 水温:21℃

 

 

春先から夏にかけて、すくすくと成長した海藻。
水温が上がってくると、ある日、驚くほどあっという間になくなってしまう。

 

 

しばらく見ていない間に、
井田のビーチには人の背丈以上にのびたマメタワラたち。
それはまるで、突然海の中に現れた森のようです。

 

 

わずかな期間しか見ることのできないこの光景。
実は毎年の私の楽しみなのです。

 

 

マメダワラの森@井田ダイビングツアー
今年はとくに深ーい。

 

 

小さい魚たちが身を隠すのに、もってこい。

 

 

いつもは水底近くを泳いでいるソラスズメダイたちも、
今日は私たちの目線よりも上で海藻に守られて泳いでいる。

 

 

 

 

私たちが冒険するにも、もってこい。

 

 

いつもの井田の浅場は、まるで天然の迷路のよう。
無計画に、迷い込んでみる。

 

 

マメダワラ@春の水草

 

 

 

 

でもみなさんへ。

 

 

意外と森は深いから、お足もとにお気を付けください。。。笑

 

 

マメダワラ@海草

 

 

みか

昨年の強運は・・・

 

 

 

2020.6.19(金) 安良里 透視度5~8m 水温19.8℃

 

 

 

 

 

 

去年の僕の運と言えば、それはもう凄かった。

 

 

 

 

伊豆半島の突端に位置する神子元島へ行く度に

 

現れたシュモクザメの群れ。

 

 

 

 

10匹や20匹ではなく、

 

100匹、200匹、いや300匹くらい。

 

 

 

 

 

 

 

 

あのマサさんがビックリするほど。

 

本当に凄かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

去年の強運が今年も続いてることを願い、

 

この日はトビエイを狙いに行ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛んでないトビエイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は、飛んでないトビエイが一枚。

 

遠くに消えそうなトビエイが一枚。

 

 

 

 

昨年の強運はどこへ・・・。

 

来月の神子元、大丈夫かなあ。

 

 

 

 

 

ゆきや

こだわり強めな帽子。

6月20日(土) 田子 透明度:8~15m 水温:21℃

 

 

生き物には色々な身を守る術がある。

 

 

鋭い棘や角、牙をもつもの。

 

秀でたスピードをもつもの。

 

数で勝負するもの。

 

固い殻で身体を覆うもの。

 

 

 

かれらは・・・

 

 

 

カイカムリ@田子

 

 

お洒落な帽子をかぶることにした。

 

あ、失礼。

 

海綿をかぶることで、海綿に擬態することにした。

 

 

 

体長の5倍はあろあうかと思われる帽子。

 

その正体は、『ジュズエダカリナ』という海綿の一種。
海綿とは、体を洗うスポンジのもとなどになる水中生物(海綿動物門です)です。

 

樹木のように伸びるジュズエダカリナの一部をチョキンと切り、
さらにチョキチョキと体にフィットするように整形して、

 

はい、完成。

 

 

 

この子がお洒落なだけでしょ?
いえいえ、カイカムリはみーんなお洒落なのです。

 

 

カイカムリとジュズエダカリナ
海綿かぶったカイカムリ on 海綿

 

ちなみに、ジュズエダカリナをかぶったカイカムリをご紹介しましたが、
他にも多種多色な帽子をかぶったカイカムリがいます。
皆さん、見つけたら私に写真ください。笑

 

 

 

とにかく帽子は体よりも数倍大きく。

 

 

その大きさが、自分の強さを誇示するためのものなのか。

 

ちょっとくらいかじられても大丈夫な仕様なのか。

 

やっぱり・・・こだわりのオシャレなのか?

 

 

真相はカイカムリに聞いてみないと、わかりませんが。

 

 

この特徴的すぎる大きな帽子をかぶっているがゆえに、
壁面にくっついている千切れた不思議なジュズエダカリナを、
その下に隠れるカイカムリを、見つけることができる。
(↑皆さんも、田子の白崎で潜る際は探してみましょう。笑)

 

そして、この身体よりも大きな帽子をかぶっているがゆえに、
海草にひっかかって動けなくなっていた・・・。

 

 

うーん、身を守る術は身の破滅と紙一重。

 

 

 

ちなみにカイカムリにフォーカスを当ててしまいましたが、この『海綿動物』。

 

自力で移動することのできない固着生物で、
数ミリから1mほどのものまで、様々な色のものが存在します。
水をろ過して栄養分を摂取するため、水を綺麗にしてくれるそうです。

 

 

みか

ぼくのいちばん好きなウミウシ

6/15  田子

 

 

 

ぼくのいちばん好きなウミウシ

 

 

 

ぼくの好きなセトリュウグウウミウシ

 

 

 

 

「セトリュウグウウミウシ」です。

 

 

 

その生態には一切触れずに、

 

 

 

聞かれてもいない、僕の物語だけを書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時はさかのぼり、十数年前、ぼくがダイビングを始めたばかりの頃、

 

 

 

小さい生物はもとより、ウミウシにまるで興味がありませんでした、

 

 

ぼくの中でのダイビングの魅力は大きな生物とダイナミックな地形の中、泳ぐ事でした、

 

 

 

ところが、、、、

 

 

 

そんな僕の気持ちに変化が、、、

 

 

 

そう、あれは田子の白崎でした、

 

 

 

一匹のウミウシを見た時でした、、

 

 

 

何の色もない地味な砂の上に、

 

 

 

妖艶な魅力を発する、何色とも言えないその色合い・・・

 

 

 

 

 

僕は初めてウミウシを綺麗だと思いました、

 

 

そこからでした、

 

 

ぼくがウミウシに興味をもったのは、

 

 

そう、

 

僕の中の、

 

ウミウシへの扉を開いてくれたのは、

 

 

紛れもなく、この

 

「セトリュウグウウミウシ」。

 

 

 

 

 

このウミウシ、

 

はっきりいって、

 

もの凄く珍しいです、

 

ですが、毎年必ずと言っていい程、

 

この田子の白崎というポイントでは見る事ができます、(ほかのポイントではほとんど見かけません)

 

きっと、その理由は、白崎には、セトリュウグウウミウシのエサとなるホヤ(写真にもある透明なヤツ)が多く生えるからでしょう。

 

もっと綺麗な海藻や背景の中にいてくれればいいのですが、

 

大抵、絵にならない汚い砂地にいるので、

 

写真に撮っても、あまり明るい写真にならないのがちょっと残念なんですよねぇ。。。

 

 

 

 

そんな「セトリュウグウウミウシ」が、

 

 

 

今年も田子に出たのです。

 

 

 

まさし

新鮮な日常

6/14   伊豆海洋公園

 

 

 

東伊豆は伊豆海洋公園、

 

 

ここに来るのはいつぶりだろう?

 

 

 

 

 

 

ここ最近、海に戻ってきたダイビングインストラクターの僕、

 

 

日常だった潜る事、非日常になっていましたね(笑)

 

 

日常がこんなに新鮮に感じる事が、今まであったでしょうか(笑)。

 

 

 

 

前までは普通に感じていた、

 

 

海辺の心地よい波の音も、

 

 

水に濡れた時のほどよい冷たさも、

 

 

レギュレーターからの呼吸も、

 

 

なんだか楽しいです。

 

 

 

ダイビングを始めた時ってきっとこんなかんじだったのでしょう(笑)。

 

 

 

少し白っぽい水中も

 

 

 

 

水中では、いつでも見ることのできる普通種の魚ですら、

 

 

 

嬉しく思えてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど、水中ガイドとして、

 

 

 

 

希少種を見つける「目」も徐々に取り戻していきたいと思う(もともとあった?(笑))

 

 

 

 

 

 

 

情報をもとに、海藻に巻き付く2匹のハナタツを見つけた、

 

 

 

少し離れた雄と雌の2匹の個体。

 

 

 

離れた2匹が、少しずつ、、少しずつ、、、近づいて、

 

 

 

目の前で、、、

 

 

 

くっついた♪

 

 

 

なんだか嬉しい。

 

 

 

 

こんな嬉しさを感じたのも久し振りだった。

 

 

 

 

 

ピントは合っていないけど。。。

 

 

 

ハナタツペア♪

 

 

 

 

 

 

 

海に潜り慣れたベテランダイバーの皆さんも、

 

 

久しぶりの海に潜るこの感覚と僕のこの気持ち、

 

 

 

 

わかってもらえるんじゃないですかね(笑)。

 

 

 

 

 

まさし