何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
2021.2.22 熱海 透視度10m 水温14.6℃
年々雰囲気が変わっていく、熱海の沈船。
1986年に水深30mに沈められた時は、まだ船の綺麗な姿が。
あれから、35年。
毎年のように日本列島を襲う、台風たち。
綺麗だったはずの、船体は台風に削られ削られ。
今では、すっかり船体のサイドは剥がれてしまった。

時間が過ぎるごとに、次第に壊れてきた『旭16号』。
それでも、ただ壊れてきたわけではない。
壊れた場所には、生き物たちが。
そこは、彼らの住処になっている。
1匹2匹ではない。何百匹、何千匹。

僕がダイビングを始めた4年前は、
もっと船体が残っていたはず。
4年でここまで変わってしまうなんて・・・。
あと、何年この景色が見れるのやら。

年々風景が変わる沈船とは打って変わって、
安定の綺麗さを誇る期間限定ポイント『小曽我洞窟』。
最大水深10mほどのこのポイントは、
台風がきても変わることはない。
洞窟の中に群れる大量のネンブツダイ。
これもまた安定の景色。
毎度毎度全くブレることのない小曽我洞窟。


変わる景色、変わらない景色。
どちらにせよ、今がベストで面白いのは間違いない。
ゆきや
2021.2.20-21 田子:AOW 透視度5~10m 水温15.8℃


いつもは、朝6時20分に集合します。
その為には、朝は5時とか、中には4時半に起きる人もいます。
みんな眠い目をこすりながら、お店にやってきて、
車に乗車し、すぐさま1,2時間の眠りにつく。
これが通常。

暴風にさらされたり、人生で初めて3本潜った初日。
疲れ切った後に、入る温泉と、
キンキンに冷えたビールを飲んだものなら、
どんどん、どんどん眠たくなってくる。
気づけば、11時前には、1人、2人と布団に入り、
一瞬で静かになった。


朝7時半。朝食の時間。
深ーい眠りについていた皆が、ぞろぞろと起きてくる。
睡眠時間、8時間半~9時間ほど。
普段よりも十分休息も取れている。
おかげ眠気もさっぱり、朝ご飯もモリモリ食べれる。
いつもよりコンディションは完璧。
さぞ、2日目は最高なダイビングになるのだろうと思ってた、
8時半までは。

絶好調で遊びに行き、約40分後。
あの笑顔はすでに消えていた。
なぜだか、皆気持ちが悪そう。
急にどうしたものなのか、
イクタさん、クロケンさん、スマさんが厳しそう。
とてもすぐ潜りに行ける状況じゃなかった。
休憩中はみんな、ぐっすり。
僕とワタクさんは、お菓子をポリポリ。
この2人はずーっと元気。
いつもより長ーめに休憩し、最終ダイブに挑んだ。

なんとか乗り切った。
潜る前あんなに辛そうにしていたイクタさんとスマさん。
上がってきたらすっかり復活。
合間に食べれなかったお菓子をポリポリ。
まー、美味しそうに食べてる。
1時間前までがウソみたい。
ただ、まだクロケンさんが残ってる。
数時間後、クロケンさんも復活。
嘘のように体調のアップダウンが激しい1日でした。
ゆきや
2021.2.19 江之浦 透視度15m 水温15℃

生き物を探すって大変。
生き物がここに居ますよって、
事前に言われてもなかなか見つからない。
『カイメンっていう、
黄色いスポンジのような物に擬態しています。』
そう言われ、
一つ一つ丁寧に岩を探していくチアキさん。
・・・でも、見つからない。

目印の洗濯バサミを発見!!
その周り、よーく探してみるチアキさん。
うーん、見つからない。
その姿を僕はだまーって見つめる。
親が子供の初めてのおつかいを見るように。
苦戦しているみたい。
その姿を見て、僕は嬉しく思う。
『絶対ここにいるはずなのに!!』
そう言わんばかりに、岩の裏っ側や、周りをくまなくチェック。
それでも見つからない。

仕方ない、探してあげましょう。
どれどれ、たぶんここらへんに・・・・んっ!??
ちっ、チアキさん、すぐそこにいますよ。
カイメンの間に挟まってるじゃないですか・・・。
どこ見てたんですかぃ?

まー、まー、良いでしょう。
最初は仕方ないです。
僕も始めた当初は、全然見つけられませんでしたし。
もうちょっと見慣れてきたら、
次第に見つけられるようになるはず・・・、たぶん。

ところで、そこのドラえもんは見えてますか?
あっ!!倒したっ!!!
まあ、それが見えてるなら、良しとしましょう。
ゆきや
2021.2.16 富戸 透視度25m 水温15.3℃
本当は、この日は伊東でエンリッチドを使って、
3本ハナダイ系をじっくりと捜索しに行く予定でした。
きっと行けていたら、
綺麗なハナダイたちが水中を舞っていたんでしょうね。
見たかった。
今年の冬は、ちょっと風が強すぎる。
西風が強い影響で、西伊豆がダメなのと、
今度は強すぎるあまり東伊豆にまで影響が出てしまう。
いやいや、困った。
どこへ行こうか。
安パイの大瀬崎か。
はたまた田子の湾内に期待するか。
でも、なぜだかピンとこない。
色々なポイントの情報探しまくった。
そして、決まった。
東伊豆の富戸でボロカサゴの幼魚。
これには、ピンっと来た。
車は、沼津市内まで入り、西伊豆コースだった。
そこから修善寺の山々を超え、僕たちは東伊豆へと降り立った。
最後の最後で、正解を導き出せて、ホッと一息。

透視度25m。
どこまでも続く砂地に。
スコーーンと抜けた水の綺麗さ。
そこを泳ぐムレハタタテダイ。
まるで南国。
そんな心地の良い海の中、
僕たちは合計127分の内、50分をボロカサゴ幼魚捜索にあてた。
結果は、いませんでした。
きっと連日の強烈なうねりの影響で
どこかへ行ってしまったんでしょうね。
それでも、良いんです。
妥協して、ポイントを選んだのではなく、
攻めた結果、こんなに気持ちの良い海に来れたんですから。



生物もちゃーーんといたし。
満場一致の大正解。
本当に来て良かった。

次こそ、伊東エンリッチ3本、リベンジしましょう。
もちろん、ボロカサゴの幼魚も
ゆきや
2021.2.12 浮島 透視度15~20m 水温16.8℃


いやいや、この時期の浮島はなんて面白いんでしょう。
田子から1㎞も離れていないのに、見つかるわ見つかるわ。
他のポイントでは、
なかなかウミウシが見られてないのに、出てくる出てくる。

西風に非常に弱い浮島。
西風が吹いたもんなら、すぐクローズに。
この日の前日までは、西風が強く吹いていた。
それなのに、当日を向かえたらめちゃくちゃ穏やかに。
行かない手はない。
カメラを装備したセッちゃんとミサコさんと共に、
ひたすら岩山を舐めるように探し回った。

1kmも田子と離れていないのに、
このウミウシの数の差はなんなのだろう。
不思議だ。
しかも、どのポイントでも見れないウミウシも。
これでまだ少ない方と言うのだから、驚き。

特に浅瀬の5m~8m付近が熱い。
岩壁を見れば、見たことのないウミウシ。
すぐ近くを見れば、また違うウミウシ。
次から次へと出てくるウミウシに、
そりゃあもう時間がいくらあっても足りない。
あー、楽しい・・・

また違う種のウミウシを発見。皆を呼ぶ。
すると、ミサコさんが僕に向かって激しくライトをブンブン。
こりゃあ、ただ事じゃないぞ!!!
僕はすぐ飛んで行った。

確かに、ただ事ではない。
よくこれを見つけましたね。
いやいや、参りました。
コンシボリガイを見つけられてしまっては、
僕がどんなに多数のウミウシを準備しても勝てません。
あなたの目は、どうなっているんですか、まったく。
はやく、リベンジしに行きたい・・・
ゆきや
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。