何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
7月1日 大瀬崎 透明度1-6m
また前線が活発化。
よく大雨が降る時に、「バケツをひっくり返したような」
という表現をよく聞きますが、この日はそんなものではなく、
プールをひっくり返したよう。
ワイパーをMAXで動かしたって、滝の中を通っているかのような水の量がフロントガラスを流れていく・・・。
車に当たる雨の音がすごくて、
音楽の音量をいくら上げても勝てませんでした。
こんな大嵐の日には珍しいものに会えるかも!なんて意気込んで水中に入ったけども、
特記事項は無し。
でもね、陸上では珍しいものに会えたのです!

ウリボー!
猪の赤ちゃんです!
本当に小さく、ブヒーブヒーと鳴いておりました。
この縦縞模様は生後4ヶ月ごろまでの幼獣にみられるそう。
という事は、まだまだ子どもですね。
どこかでママ猪とはぐれてしまったのかな?
さまよい人間のいる建物へ迷い込んだ様子。
こんな大雨ではぐれてしまって、ウリちゃん(勝手に名付けました)も不安だろうし、
ママ猪も探している事でしょう。
人間なら迷子の案内放送をかけてもらったり、
優しい大人が一緒に探してくれるこもとある。
自然界ではどうやって探すのでしょう?
なにもしてあげられない自分に虚しさと
自然界の厳しさを感じます。
ウリちゃんはその後カゴに入れられ、山へ返させれたようです。
無事に家族に会えたかな?
うりちゃんが元気でいてくれますよーに。
すなお
2020.6.30(火) 井田 水温21.8℃ 透視度3m~10m

たまーに
『ウミウシは飼えるんですか?』と質問されます。
本当にたまーに。
結論から言うと、非常に難しいと言われています。
数日であれば、生きていけるみたいなのですが、
長期間となると難しいみたい。

理由は食べるエサが原因のようです。
5月頃ブログでウミウシの生態について書きましたが、
ウミウシのエサは様々。
コケムシという草のようなものであったり、
カイメンというスポンジのようなものであったり、
ウミウシであったり。
ウミウシの種類によって、エサは変化します。
じゃあ、そのエサを用意すれば良いのではないか。
どうやら、コケムシによって微妙な違いがあるようで、
特定のコケムシじゃないと食べないそうです。
ほとんどの人は、それを採取できないため、
飼う人がいないそうです。
ただ水族館には一年を通して
ウミウシを飼育しているところがあります。
大阪にある『ウミウシminimini水族館』。
ウミウシを飼育してからの
7年で約250種ほどのウミウシを飼育していたようです。
他にも飼育している水族館はあるみたいですが、
期間限定が多いようです。
大阪の水族館が、なぜ飼育に成功しているか。
どうやら、海の真横に建てられているそうで、
毎日のように新鮮なエサ取りに行けるみたいです。
是非とも、この水族館に行って話を聞きたい。
色々落ち着いたら、行ってみようかな・・・。


ちなみに、ダイバーに人気のカエルアンコウは、
家で飼育できるようです。
ウミウシとカエルアンコウを同時に家で飼えるとしたら、
その様子を見て、お酒飲めますね。
ゆきや
2020/6/26-29・沖縄本島

一度水面に、
呼吸のために浮上していたシマウミヘビとすれ違った。
噛むとものすごい毒を発揮することで有名ではあるが、
彼らの方からダイバーを襲うことはなく、
のんびりと観察できる生物の一種だ。
体をくねらせ上手に潜水する。
最も潜水の上手な爬虫類の部類に入るだろう。
シマウミヘビの目指した水面がキラキラ。
シマウミヘビの帰る白い水底も眩しい。
そう。
ここは沖縄なんだ。

イソギンチャクがぽつり。
その真っ白な水底にぽつり。
そのイソギンチャクを頼りに、
トウアカクマノミの家族が住んでいた。
広大な白い砂地はいわば陸上の砂漠みたいに、
そこに生息する魚たちは少ない。
外敵のいない砂地に居を構えることは、
イソギンチャクにとってもクマノミにとっても好都合。
ダイバーに囲まれて、
時々プライベートを撮られることを除けば・・・?

白い砂浜と、サンゴ礁、色とりどりの魚たちを
一か所に集めたような小さな島、「水納島」(みんなじま)。
名前も可愛いし、ダイビングスポットとしても
大好きなポイントの一つ。
莫大なサンゴ礁と、まっっっ白な砂地は、
そこに住まう魚類の豊富さも引き立てている。
ガイドしてくれた「たけし」は、
僕らの喜ぶ顔を見て、得意のウホウホ顔で意気揚々と
水納島自慢を始めた。
おそらく、
自分が褒められているような気持ちになって、
嬉しくなってしまったのでしょう。
それも含めて、
水納島はほっこりできる島・・・。

どこまでも見渡せるような澄んだ海。
そしてその視界の限界まで広がる白い砂地を泳ぐ気持ちよさは、
言葉で説明するのが難しい。
嫌な事なんかあったっけ?
辛いことなんてあったっけ?
この白い砂は大変だった思い出が真っ白な結晶になって
降り積もったのかもしれないね。
自分の影は、
その結晶に浄化されていくみたいに映ってる。

4匹のムレハタタテダイの子どもたち。
力を結集して生きてきたんでしょう。
息の合った泳ぎで、
美しい背びれがあっちこっちにゆらゆら。
長いことシャッターチャンスを求めて待っていたら
一匹と目が合った。
「緊張」 から 「興味」に代わった瞬間の一枚だと僕は信じている。
そう。
ここは沖縄。
一時は決行をためらったけれど、
地元の海人にかけられた「頑張れ東京」の言葉と共に、
あったかい記憶をありがとうございましたー。
まさ
6月28日 大瀬崎 透明度:2~10m 水温:22℃
前線の影響で、伊豆全域強風予報。
そして、久しぶりの豪雨・・・。
こんな時は大瀬崎に行きましょうっ!
この時の大瀬には日本で、一例しか発見例がないと言われている「ヌディアンテナリスサブテレス」というのがいるらしい。
一例目は2008年に黄金崎。12年ぶりの発見です。
超超レア種のカエルアンコウの仲間です。
普段はインドネシアやフィリピンで見られているみたい。
そんな珍しい物なら見たいではないかっ!
と思って探したんです。。。
水中で一緒になった他のショップのインストラクターと協力して探したんです。
・・・・・・。
でも、行方不明でした。
因みにこの日から見られていません。
なので、写真はありません。ごめんなさい。
ヌディアンテナリスサブテレスに振られた後には、
これも大瀬では十分珍しい、サカタザメを発見。

サカタザメも嬉しいけど、
ヌディアンテナリスサブテレスみたかったー!!!!
次は何年後に出るのかなー?
すなお
6月28日(日) 大瀬崎 透明度:5~8m 水温:22℃
久々に朝から本気の豪雨。
梅雨前線で時化た伊豆の海。
でも大丈夫。
こんな日も大瀬崎の海は穏やかに、
リフレッシュのみんなを迎えてくれました。
そう、穏やかではあったのですが。
大雨でどこか崩れたのか、まっ茶色の水が流れ込んできた湾内。
視界不良が心配・・・と思いつつ潜降してみる。
どこかで見たことある光景。
なんだ、これはー!
表層の茶色い層と、その下にある綺麗な青い水。
まるで、まるで・・・
いつだか写真で見た、硫黄島の水中のようではないか!
(硫黄島では温泉と海水が反応して、
海の中に不思議なグラデーションが生まれるそうです。)
透明度の心配から、一気に楽しくなってくる。
めったに見れない光景ですよ。
硫黄島みたいですね。
魚でもない、地形でもない、
ただ、『水』を指差してあーだこーだと紹介するガイド。
お付き合い頂きありがとうございました(笑)
あ、ちゃんと魚も紹介していますからね。
冬、越しました。
みか
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。