2025/6/10・店番中

おやおや
その車に乗っちゃうとさ
海だよ、着くの
それにね、見かけによらず
割と高速走行を常とする車両なのよ
君の自慢の握力でへばりついてられるかな

ニホンヤモリっていうらしいね
両手で捕まえ
珍客強制退去
基本的に当社規定じゃ
種類問わずヤモリの行楽禁止
君は店を守る
持ち場を離れちゃいけないことになってます
まさ
何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
2025/5/17-18・IOP-富戸

で、でたーっ!!
しおつきさーんっ!!!!
こっちこっち早く~っ!!!
海に向かう車の中で
「ベニシボリ見たいですねー」
阪神ファンと巨人ファンの
唯一共通の思い、とでも言いましょうか(笑)
縦縞でもなく
黒×オレンジでもない
赤いラインが
キャンディみたいに可愛らしい貝殻に
青白く底光りする外套膜には
よぉーく見るとお目目が2つ♪
ひとまわり離れた午年同士
齢46と58のおじさん同士
小躍りして喜び合うベニシボリ同志っ
去年は会えませんでした
今年もシーズンインしてからIOPに来るたびに
振られ続ける事5回目のチャレンジで
やっと訪れた再会の瞬間っ!!!
ベニシボリを中心に熱中トライアングルを組む
僕とシオツキさんと、カメラを僕に奪われた
ミチルちゃんのその外側で
なんにも経緯を知らないトモキ君&アヤカちゃんは
どんな思いであの時間を過ごしていたのでしょう・・・
陸に上がり謝る僕に
「あれって、そんなにすごい生き物なんですか??」
って聞いてくれたよね
「そうなんです
放置になってる君たちに気づいていながら
それを無視出来てしまう程に、、、
季節限定の、希少で、可愛くて美しい、
それがベニシボリ貝なのです」
シオツキさんも、チルチルもその価値を知る人たちは
「あれが見られただけで充分」
そう言うのです
数年前の当たり年から
めっきり数を減らしているベニシボリガイ
次に会えるのはいつになるでしょう
でもまてよ・・・
トモキ君、君、4年振りダイビング・・・
アヤカちゃん、僕と一緒に潜るの5年振り・・・
放置してた方がレア度高かった説・・・
2人の写真こそ撮っとけばよかった説っ!
2人の写真が無いのが今になって悔やまれる・・・









この日の朝、お店の集合に
引っ越し先の千葉からバイク飛ばして来たトモキはね
ドライスーツにはインナーウェアが必要だってこと
忘れてたんだよね
ライダージャケット脱ぎ捨てた彼のいで立ちは
カジュアルなYシャツに、ラフ目のスラックス
(マジで写真撮っておけばよかった・・・)
これから海底に向かおうとする人間にして
あるまじき装いではあるまいかーっ(笑)
海への早朝の移動とあって
そのままドライスーツを着るしかない、と
覚悟を決めた矢先
国道沿いに突如出現したワークマンっ
トモキとふたり
まるで先頭でゴールテープを切るスプリンターのように
ワークマンに入店したのです
上から下までワークマン
ドライスーツのインナーにも
頼れるワークマンっ


本日の逸品
地魚のカルパッチョそして揚げたてのフライを頂く
店主が直接仕入れる魚はそのどれもが最高の仕上がり
飲み物も、
ビールにワインに日本酒に
肴を見て順次チョイスしていく
ひさしい再会に万感の思い巡らし
眠たいけど寝たくない夜は更ける
道路脇に現れたワークマンの看板。
偶然、砂から出てきたベニシボリ。
この1泊2日の伊豆ツアー
会心の記憶映像
まさ
2025/5/10-11・田子-IOP 透明度7-15m 水温15.5-16.7℃
1泊2日の伊豆旅行♪
初日は気持ちいいくらい雨が降って
車中サングラスがふて寝してる

雨に洗われた新緑が綺麗だね
フロントガラス叩く雨音と
車中BGMが時々綺麗な和音になったりする
今日はお泊りだからね
じっくりカメラの腕を上げましょ
いつもの写真から、もう一歩前へ
アングルとか背景とか考えて練習してみない?
田子に到着しのんびり話し始めた僕に
「そんなのぜっったい無理っ」
ちーちゃんのキレ気味返答で幕開けです・・・(笑)
正直
そこまでの拒絶は想定してませんでした(笑)













とはいえみんなの力作は
どうでしょうどうでしょう
今までの写真とは一味違ってる気がするのです
※クチナシツノザヤウミウシとツノザヤウミウシは
2日目に潜ったIOPの写真
目(触覚)にピントが合ってるだけじゃ
いい写真とは言えないよ
フラッシュの光がどう当たるか考えて
カメラ構える位置を変えたり
カメラを縦にして撮ってみたり
するとどうでしょう
被写体以外の生き物も綺麗に映り込んで
写真に奥行きが出てると思うんです
あんなに否定的だった・・・
ちーの作品も↓
ヒロウミウシが歩いてる足元の生き物達♪
ヒロウミウシが見つめる先にもう1匹・・・
ちーさん
ナーイスショーット

で、ですよ。
ここまで、なのですよ。
ダイビングショップらしいブログ。




この旅行の一番の目的は実は「肉」
伊豆牛が美味しく食べられる
修善寺の焼肉屋さん
ここに来るために集まった
「肉好きツアー」なの
発起人のみさこちゃん
後援会会長いくたくん
肉に恋する乙女?ストーカー?
肉の事考えるとテンションが上げ止まらない
発起人
米と焼肉頬張って
もともとの丸顔を
ほぼ完ぺきな球体にして嬉しそうな後援会長
ミサコ・イクタ・アンザイ・チー
これはマッコリ派
アケモ・マサ
これは赤ワイン派
タロウ
これは肉に胃袋の容量を全て使いたいからと
水派(笑)
それぞれが思い残しの無いように
妥協することなく肉焼きしてました♪


タロウは食いすぎ大撃沈
イクタもうつろな状態だったけど
ゲルみたいな今日のお宿は
We are the world♪
夜が更けるまで
音の反響がきれいなこの部屋で
リサイタルと収録は続く・・・(笑)
翌朝
IOPへと向かう私たち
一転快晴に新緑キラキラ
サングラスはやっとの出番にやる気漲ってる

だがその車内では
ダイビング計画も立てぬ内
昼飯をどうするか・・・
IOP近くのステーキハウス?
東京に戻ってからのステーキレストラン?
その2択・・・もう肉択の1択・・・
まだ肉喰うんかい・・・・・・・・

サラダバーと各種ステーキが揃う東京のレストラン
アンザイさんの注文した
ハンバーグとサーロインのデカさに引く
あけもさん
当人もしっかり
ステーキ食ってましたけどね(笑)
肉
肉
肉
美しかった海の生物も霞む
獰猛な人達の記憶に新しい
猛獣たちの一泊伊豆ツアーを
ダイビングツアーと呼ぶには
それこそ何か
ピンボケで背景のずれたフレーミングではなかろうか
肉汁に染まった海の思い出
まさ
2025/4/20.初島 透明度15-20m 水温15.5-16℃
ご覧くださいっ
この澄み渡る海の中
これが一昨日までずーっと濁ってたなんて
信じられないよ
なんってツイてるのでしょうっ
行き先を一か月前に初島に絞り
初島目当てに集ったこの日のメンバー達
この2日前まで透視度2-3m
それが今日は15-20mだって
ばんざーいっ
そして刮目してもう一度ご覧ください
この動画に映る小魚たちを
じつは
シマアジの幼魚
クロムツの幼魚
アジの幼魚
サバの幼魚
が
クロホシイシモチに交じってるんだよー
の
動画なの
後ろのメンバーには
伝えきれないと判断し
この新しい命の、活気溢れる春の光景を
後から説明しようと撮ったものなのです
サバやシマアジはこの後外洋に出て、
クロムツはもっと深いところに潜るから
我々ダイバーとは接点がなくなるのよね
食卓では会えるけどね・・・

この中に今日の幸運を呼んだ者がいる
ぱっと見
奔放な方しか見当たらず
徳を積んでるような該当者・・・?笑
イクタ氏は立候補してきたけど
とりあえず投票者はゼロね
みんな自分だと思っているのかも

初島は
水底が白い砂に覆われていて
熱海の沖合に浮かぶ島とあって潮通しが良い
白い砂が反射する陸からの光に
海の中は明るくて
そこにタカベの大群が通りかかった
白い砂地に点在する大小の岩々は
ソフトコーラルのプランターみたいで
その上をピカチューやらミアミラウミウシ
ヒカリウミウシetcが彩りを添えていた
その他ハナタツが2匹
朽ちた枝に尻尾を巻き付けていたし
ミズヒキガニが武器のシロガヤを振り回し
我々を威嚇してきて可愛かった・・・(笑)
あと可愛いカモが2羽

初島の由来は
その昔、島に住む”お初”という娘の
悲しい恋物語にあるらしい
「恋が進むと窮屈に思える場合もあるのだ」
そんな話にも及んだ初島デイトリップ
初めて初島来島メンバーも
出会った生き物、美しい海の中、島の風景
それに加えて窮屈に思える恋のあることを
どうか覚えておいてほしい
最後のくだりは
この日の内輪ネタで申し訳ない

どうか、すべてのストーリーが
今日の初島のように
ハッピーエンドであります様にっ
まさ
2025/4/11-13・佐賀県 唐津(玄界灘)
透明度6-10m 水温13.8-15℃

七ツ釜というダイビングポイント
玄界灘です
唐津です
佐賀です
九州ですっ!!
むふーっ!!
むふふっ!!
オーシャントライブ未踏の地
楽しみと不安が入り混じったこの感じ♪
佐賀県お試しツアーにご同行頂いた
お付き合いの長い方達と
この冒険を楽しんでまいりましょーっ

福岡到着 8:30
近い早い、ひと眠りできて丁度良い♪
ここから車で唐津までは1時間20分ほど
博多タワーに福岡ドームに歓声を上げつつ
博多の湾岸線を走らせます
もう車中は
遠足バス
『佐賀県』
の標識をくぐった時には
一際大きな歓声と拍手喝采っ(笑)

まもなく見えてくる
唐津城下に広がる「虹の松原」
歴史ある有名な防砂林
見えてきた海にはしゃぐのも
遠足なら基本中の基本です
松原の先には唐津城が見えています



この松原
江戸の頃から現存という見処と
昭和中期から続く
唐津バーガーという魅力を
兼ね揃えているのです
大人の遠足は
寄り道ありき買い食いありき
車を停車させた事は言うまでもありません
11:00
寄り道もほどほどに・・・
今回お世話になる
「唐津マリンスポーツクラブ」さんに到着
いよいよお待ちかねの玄界灘ダイビングっ
なんと玄界灘の水温は13.8-15℃と伊豆より低い!
その恩恵で海の中は海藻が凄い!!
生えている藻や海綿、ソフトコーラル、ホヤ
などの種類も豊富で岩肌が全く見えないのです
そーこーに~
ウミウシいっっっぱーいっ!!
伊豆では稀なミズタマウミウシなんて
1ダイブで10匹以上会えるし
写真撮ってるとすぐその横に別種
そっちを撮ってたら、そのさらに横に別種っ
しかも
岩肌にびっしりの
生え物の上に居る、ときてるから
撮影欲がメラメラ燃え上がり・・・
もう岩肌どころかガイドすら見えません・・・(笑)
トキワさんも、せっちゃんも
「自分でも見つけられるっ」って
ほいほいウミウシ撮ってましたね
一部ですが
(写真提供みさこ&せっちゃんどうもありがとう)



















ウミウシだけじゃぁありません

玄界灘に浮かぶ「マダラ島」
地形もすごくて
野生のヤギもいんの!?



と、その一方
九州本土の呼子近くの七ツ釜ダイビングでは
柱状節理の規模が段違いっ
そーこーに~
その海底には伊豆の海では
ほぼ見ることの出来なくなった
カジメやワカメが茂って森のようっ!!!





そしてその根元のメカブになんとっ
スナビクニンっ!!
全く気が抜けません
海藻の森にはスナビクニン
壁にはウミウシ各種
見上げれば柱状節理
こんなに幸せな
ワカメまみれの50分
その他
なんじゃこりゃっ!!な初見の生物たちも


カンザシボヤなんて
は?ツクシ??ですよ
これがホヤなんて・・・びっくり
こーいうのがあるから
新しい場所って楽しい
さぁ続きまして
陸(おか)のご紹介
以下3日分
最終日の観光も含めて一気見せ





唐津城下の旅館近くにはお堀が残ってて
すべての旨いご飯屋徒歩圏内
江戸の景観を色濃く残た夕映えの町並みは
散歩するだけで気持ちよかった
佐賀牛を、と思っていたが
聞くところによると地元では伊万里牛推し
脂が多すぎず肉の味が良いとのこと
食べてなるほどこれは旨しっ!
炙りに、たたきに、握りに
余は大大大満足じゃ♪
2日目の夜は魚介♡






目当ての一つ「呼子のイカ」
今日はヤリイカの姿造り
アオリイカより
噛めば噛むほどに甘みが出てきて食感◎
捌き方や切込みの入れ方などに
各料亭の技術が詰まっていて
見た目の美しさと
味や食感は鮮度だけでは出せないのだとか
確かに・・・
活きの良いスルメイカなら
北海道でも食べてきたが
この肉厚と旨味は初めての感動
その他の刺身も割愛するが
全てレベチ。
うんまい・・・
思わず目を閉じて咀嚼してしまいます
さらにっ
シャコのから揚げ・モフグのから揚げ
これはいっぺん食べなきゃ損しますぅ!!
アフターダイブに立ち寄った

お土産は佐賀県の明太子「ととや」さん
これで決まり
試食したら全部旨くて困る
配送もしてくれるから、
明太子・明太イカ・明太いわし・イカしゅうまい
指定の箱がパンパンになるまで詰め込んで
みんなここで幾ら使ったんでしょう?笑
最終日の朝




旅館のおいしい朝ごはんに後ろ髪ひかれつつ
三大朝市 呼子の朝市で食べ歩き
イカしゅうまい、卵入りイカ焼き
ビール片手に頬張りながら
地元の人たちと触れ合った
(マダムチームはコーヒー売りのイケメンに
一番多くの時間を費やしていたが・・・)
腹ごしらえを済ませた我々は次なる目的地



伊万里焼の本山へと向かう
「大川内山」(おおかわちやま)は
鍋島藩直轄の窯元が集まる場所で
当時、
技術の漏洩を防ぐために関所が設けられ
自由な往来が出来なかった
当時の面影を残し
今では全ての窯元の作品を見物し
その場で購入できる・・・
ここでも幾ら使ったか知れない・・・
僕もアンザイさんとお揃いのぐい飲みを買って
家に帰り
とるものとらずにまずそれに酒を注いで楽しんだ
そしてお隣の有田市では
有田焼で作られた鳥居に目を奪われた

そこから今度は樹齢3000年
「川古の大楠」を見に立ち寄った

日本全国巨木ランキング4位らしい
この大きさに
皆閉口・・・静かに驚くしかなかった
ありがたやーっ
あの縄文杉に樹齢こそ遠く及ばないが
大きさは縄文杉が7位というから更に驚く

そしてランチは決めてました
佐賀ラーメン
「らーめんもとむら」
ほんのり甘めな豚骨スープ
けしてどぎつい食べ物ではなくむしろその逆
最後の一滴まであっさり頂ける
僕、我慢できず2杯
一滴残らず完食です
行列を回避して遅めに訪れたがそれでも
20分ほど待っただろうか・・・
それでもいい
今すぐここに戻りたい・・・
そして有明海へと抜ける





さぁこれにて佐賀ツアーももうおしまい・・・
有明海で ”ちゃんとした” 海苔を買おう
佐賀ラーメンのお土産も買おう
佐賀の物産店で
全ての持ち金を落としましょう(笑)
そしてフィナーレを飾るのは
有明海の干潟で
ムツゴロウ散策ですっ
ここはノーマネー大丈夫♡
絶滅危惧種ムツゴロウ
ほぼここ有明海でしか
こんなに軽装で間近に観られる場所は
ないんじゃないかな?
丁度大潮の干潮と重なる奇跡
スナイパーSETSUKOの情熱によって
何とか写真に収めることができたっ!

これにて佐賀ツアーレポートはおしまい
山間の新緑がキレイだったこと
玄界灘に浮かぶ無数の島々とそれを結ぶ橋
歴史的重厚感とバランスの取れた街並み
控えめだけれど優しい佐賀の人々
目を閉じると蘇る3日間
それと・・・
違和感のない

これが
脳裏に焼き付いて離れない・・・
ハナワさーん、
知ってましたか?
SAGAにこんなに沢山の魅力があることを
あなたの故郷に
私たち有り金ぜーんぶ
徴収されましたーっ
まさ