何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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おれは38さい

 

 

2016/11/13・井田    透明度15-20m!  水温20℃

 

 

包帯ぢゃねーよ

 

 

 

吐息が白くなると、

「あっ息白くなったーっ」と、38歳でもそう思う。

 

 

 

買ったばかりのニット帽をかぶり少しウキウキしてたら、

ミカに、「頭怪我したのかと思いました」と言われてふつーに凹む。

そう、38歳でも・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

道はガラガラ。

プリウスαは一定のスピードでスイスイ東名を走る。

それなのに、強面のくせにビビリのユースケはギャーギャー喚く。

 

 

どうやら自分の運転する感覚と僕の運転のリズムがあわないみたいなんだよね。

 

 

 

あるよねーそういうこと。

 

 

 

僕ならブレーキ踏んでるタイミングなのに・・・とか、

ここで僕は車線変更しない・・・とか、

ここでアクセル踏むんだ・・・とか、

ここまでんなったらふつう給油するでしょ・・・とかね。

 

 

 

ひとつ言わせてもらうとね、君の普通は僕のそれには当てはまらんのだよ。

 

 

 

ただし、共通点は「安全に」。ね。

そこは一緒さ。

 

 

 

 

そのユースケが帰りがけに、

「今日1日の車線変更、俺の人生の車線変更の回数越えましたね」

ってまぁた面白いこと言ってたなー。

よーくおもしろおかしくいうよねー。

 

 

 

 

ユースケにいわせりゃ「し過ぎ」

おれにいわせりゃ「しなさ過ぎ」

 

 

 

 

大袈裟だぞ。強面のくせに。

 

 

 

空中浮遊

 

 

 

この写真を見よ。

 

 

 

 

透明な海と魚たちの群れ。

 

 

 

これを見上げているダイバーはなんと、

この日、生まれてはじめて海に潜ったサクライくん。

の、海洋実習風景。

 

 

 

 

童顔で、爽やかで、初めてなのに落ち着いてて上手。

出すぎない性格、笑った時のチャーミング、

それなのに芯がしっかりしてるその感じっ。

 

 

 

 

全て持ってるなっ、ちみはっ。

 

 

 

 

ふつーに嫉妬する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、

 

 

38歳でも・・・。

 

 

 

 

 

 

 

まさ

カンムリイワシとウミネコの島

 

2016/11/8-11・西表島     透明度25m  水温27℃

 

 

なぜみんな少し浮いている?

 

 

 

 

AM6:40。寒気立ち込めた薄暗い空に昇っていく。

羽田から石垣空港までは3時間半のフライトだ。

 

 

 

 

もう百回位飛行機に乗っているのに、まだ離陸は少し緊張する。

 

最悪の事態が起きた時にどうしようか少し考えてしまう。

このまま座席にシートベルトでくくり付けられているより頭上の

荷物を収納するスペースに隠れた方が安全なんじゃないかという

仮定を立ててあらゆる衝突を想定し頭の中でシュミネーションしてみる。

 

 

そしてその結果・・・が出る前にはだいたいは気を失い、

機体が安定する高度約10,000mに達する頃にはぐっすりと寝息

を立てている・・・というのがいつもの僕のフライティングスケジュール。

 

 

 

 

 

この日の3時間半はいつもより早く経過したみたいであっという間

に石垣空港へと着陸、まずは一安心。

 

 

 

 

 

 

29℃の亜熱帯の暖気と、

酔っ払いみたいなタクシー運転手の陽気。

 

白い海底に反射したエメラルドグリーンの太陽光と、

両拳を突き上げる金ピカの具志堅用高。(元ライトフライ級世界チャンピオン像)

 

道端には青々と茂る草をはむ牛達が出迎えてくれて、

なぜかよだれがジワリしみ出てくる。

 

 

 

 

ので、

少し散歩し体を南国モードに適応させつつ、ランチにその石垣牛を求める。

 

 

A5ランクのステーキを召し上がり(うますぎて写真撮り忘れました・・・。)、

最高級の腹ごしらえを済ませたら、

石垣島から50分の船旅を経て日本のジャングル西表島へと出発です。

 

 

 

 

 

西表島ツアーのはじまりはじまりー。

 

 

ノーガードの打ち合い これはマングローブの一種メヒルギ

 

アカネハナゴイ ニチリンダテハゼ

 

やっと成功っ 服の色どりも負けてない

 

いい顔すんね サンゴ畑

 

 

蛇行した川のほとりにはすぐさま鬱蒼としたジャングルが始まり、

マングローブの群生や奇怪な形をした植物が密集している。

超絶滅危惧種のイリオモテヤマネコやセマルハコガメ、

カンムリワシなどがここでは何の不安もなく生活している。

 

 

 

 

 

ここは必要なものは何でもあるのだ。

他で失われたものがまだたくさんあるのだ。

 

 

 

 

 

豊かな自然に触れて、

豊かな気持ちになれるのは忘れかけていた本能がそうさせるのかもしれない。

 

 

きれいだよー

 

 

そして今回のメンバー。

 

 

 

「カンムリワシ」のことは「カンムリイワシ」

「イリオモテヤマネコ」のことは「ウミネコ」

「海ブドウ」のことは「なんとかブドウ」言う。

 

 

 

西表島の大自然もかすれる猛者ぞろい。

 

 

 

 

 

 

ディナーで訪れたすべてのレストランでその消費の凄さを驚かれ、喜ばれ・・・。(笑)

 

 

 

 

 

一緒の船に乗り合わせたクルーたちからも

 

「何のお仲間なんですか?楽しそうですねぇ」と注目集め何事も優先してもらい・・・(笑)

 

 

 

 

 

北風が強く、僕も潜ったことないようなエリアでのダイビングを余儀なくされても、

 

「だれも潜ったことないポイントで潜れてこれは自慢できる」と

超絶前向き。救われる・・・。

 

 

 

 

 

 

集合写真撮ったら全員きれいに海底から10cmくらい浮いてるミラクルとか、、、

 

 

 

 

本当に面白かった。

 

 

 

 

 

 

ひとえに、ありがとうございました。

 

 

船に乗り合わせた他のダイビングショップの皆さま、

 

ヒーリップルのトシ、

 

レストランのシェフ、

 

民宿のスタッフの方達、

 

 

 

本当にありがとうございましたーっ。

 

 

 

「ポッコリお腹隠して」って僕の手を・・・(笑)

 

 

まさ

おとなには見えないもの

 

2016/10/30・安良里ボート       透明度10-12m  水温25℃

 

 

キベリアカイロウミウシっ!! 

 

 

 

寒風吹きすさぶ10月の終わり。

夏が終わったことをまだ信じたくない一心でこの日もウェットスーツで海中へと突撃する。

 

 

 

 

 

 

水温は合格。

ぬくい。

 

 

 

 

 

 

水面に顔を出すと・・・出した瞬間からうわーさぶいっ。

船に上がってその船が風を切り疾走するともう・・・凍るーっ!

ガタガタガタ・・・。

 

 

 

 

 

 

久しぶりに足からケツまでガクガク震えました・・・。

ウェット組はみんなこんな感じ。

 

 

 

 

 

でもね、

その横で同じ装備のミサコさんだけが涼しい顔してたんですよねぇ・・・。

 

 

しかも、「次回のダイビングもウェットスーツがいいかなぁ」

なんて迷いだす始末・・・。

 

 

 

 

 

凄いです。もう怖いです。

 

絶対止めときなってーっ。

 

 

 

 

 

 

そんなミサコさんのリクエストもあり、安良里ボートです。

 

イソバナカクレエビ  byあけも カザリイソギンチャクエビ byぱぱ・Y

 

アカスジカクレエビ byみさこ オシャレカクレエビ byみさこ

 

アカホシカクレエビ byあけも イソギンチャクエビ  byみさこ

 

イセエビ byみさこ イソギンチャクモエビ  byみさこ

 

 

 

そのぬくい海中は水の透明度も良くうねりも無い。

 

 

久しぶりに入る安良里の「御黄金」(ミコガネ)という何ともありがたい感じの名前のボートポイントと、

定番ポイントの「沖の根」をじっくり攻める。

 

 

タテジマキンチャクダイの幼魚を発見してみんなにぶんぶん合図を送る。

 

マツカサウオの幼魚を見つけてそーっとみんなに教える。

 

キヘリアカイロウミウシを見つけて叫ぶ・・・が聞こえないのでライトを振り回しみなに知らせる。

 

 

 

 

 

それとこのエビたちだ。

豊富なサンゴがひしめく安良里の海だからこその充実した甲殻類たち。

イソギンチャクやウミウチワ類に身を寄せてじっと息をひそめている。

 

 

 

 

イセエビ以外は全部3cm未満の大きさ。

 

 

 

3mmのイソバナカクレエビに至っては〇〇ちゃんと○○さんと○○さんはもう怒り出してましたね。

 

「こーんな小さいもんばっかり見せやがってーっ」ってね。

 

 

 

 

 

そうですよね。

大人ですもんね。大人がすすみますとね・・・、老・・・。

 

 

 

しかし彼らは明日をも知れない命がけの擬態をしてるわけですから、

見えない方が彼らのためにはいいんですっ。

 

 

 

 

 

なーんてフォローしてみたりして・・・。(笑)

 

 

 

出港だぜべいべー

 

 

 

遅くなった僕らを快く待ってくれていたご飯屋さんのご主人、

どうもありがとうございましたっ。

 

 

 

まさ

精鋭部隊壊滅

 

2016/10/22・雲見        透明度8-12m  水温25℃

 

-24アーチのテングダイ

 

 

 

 

深く癒される普段の青のグラデーションもないっ。

迷宮みたいな入り組んだ細い洞窟を進むワクワクもないっ。

岩と岩のすき間からそそぐ心奪う天然のスポットライトもないっ。

 

 

 

 

ウネリが強いこの日の雲見は人を寄せ付けないオーラを身に纏い、

ごうごうと乱流を導き、我々の装備を一蹴する。

 

 

 

 

戦に見立てたブリーフィングを開始する。

「全軍をもって雲見の牛着き岩に進軍す。しかしながらこの一人ずつしか

通れないような細い道(水路)は敵(ウネリ)の屈強な将軍(乱流)達が

待ち伏せしているかもしれないので近寄らない事。

もしも万が一にもわが軍が壊滅、潰走するようなことがあれば

各々で無事帰還を第一優先されたし。」的な。

 

 

 

 

初戦は勝利。

写真のテングダイやドチザメ、-24アーチや縦穴など雲見の主要ポイントを攻略。

ゆとりをもって凱旋。

 

次戦も開戦当初は巨大なクエから、華麗なエビの仲間たち、サンゴに潜む幼魚達を次々と攻略していったが、

そこで流れ(潮流)がかわり、引き上げの開始が遅れ(浮上ポイントを失い)

敵陣の奥深く迄深追いする形になり、全滅の憂き目に・・・。

 

 

 

 

なんとか体勢を立て直し全員で無事戻ったが、この日の記憶は

美味しかったさくら食堂の「あじまご茶」と、

ゴッシーが買ったメレンゲのお菓子の異常な甘さぐらいなものである・・・。

 

 

 

 

私自身も自軍の齋藤龍少将に2丁の拳銃(水中ライト)を用意してもらっていたのだが、

その2丁ともに弾が装填(充電)されておらず、暗い戦局に苦戦を余儀なくされたのである・・・。

 

 

アミメハギ アカホシカクレエビ

 

ムチカラマツエビ あじまご茶

 

 

 

海の怖さも知った戦友たちと。(笑)

 

 

 

もう一度鍛え直す価値もあるよね。

 

 

 

更に海を謳歌するためにっ。

 

 

 

 

ナイスダイブっ。!!

 

 

サクラ食堂

 

 

 

まさ

沖縄さながらIOP

 

 

2016/10/20・沖縄?いやいや伊豆海洋公園    透明度20m  水温25℃

 

 

沖縄さながらの透明度20m

 

 

 

 

「沖縄じゃん」

 

 

外気よりも暖かい水、カラフルな南方系の魚達、

そして何よりこの緑っけの欠片もないこのブルーウォーター。

 

たまに入る大きな波をかわしながらぶくぷくと潜っていくと、

すぐにこの景色が迎えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

ブランクの空いたタテイシさん以外はあっという間にこの日のIOPを好きになる。

 

タテイシさん以外、緊張を忘れて気持ち良さそうに泳ぎだす。

 

タテイシさん以外は両手を広げて水中に降り注ぐ太陽光線を全身に浴びる。

 

 

 

 

 

その後ろでタテイシさんは両手をマサシに握られたまま、

ひきつった緊張の面持ちで海中の恐怖と闘っている。

 

 

 

 

 

左後方の2人に頑張れと念じつつ、一枚の写真を撮った。

 

 

右奥マサシ♡タテイシさん

 

 

 

沖縄を連想させるカラフルな魚たちにくわえて、

迫力ある大型の在来種が小さなエビや小魚にユラユラとクリーニングされていてる。

 

 

 

足元の岩のすき間には超絶ダイナミックなサザエがごろごろ転がっていて、

持ち帰ってしまいたい邪念を必死に振り払う。

 

 

 

クマノミたちの求愛や繁殖行動、丸々と太った回遊魚たちの群れも、

一番活気あふれる伊豆の海のベストシーズンに花を添えている。

 

 

 

めがねめがねめがねっ ヒレグロコショウダイ?

 

アカハチハゼ クエーっ。 byとみー

 

クリアクリーナーシュリンプ3cm byとみー でっかいサザエ

 

 

 

 

最後は少々爽やかすぎる写真で・・・。

 

 

タテイシさん以外はみんな白い歯を見せて笑っている・・・。(笑)

 

 

爽やかすぎる・・・

 

 

 

 

まさ