何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

店長:マサシ

マサシ:
筋肉の貯金はできる

スタッフ:ミカ

ミカ:
トイレ近い

スタッフ:マイ

マイ:
一番エライちび

スタッフ:スズカ

スズカ:
すぐ寝る。

スタッフ:ユキヤ

ユキヤ:
祖父農家 米安定供給

スタッフ:マサ

マサ:
脳が硬式野球

こわい、できない、つかれる・・・からのスタート

 

 

2017/6/10-11・田子       透明度6-8m  水温20.0℃

 

 

 

 

梅雨の真っ只中なというのに、雨の気配はまるでない。

 

たっかい空。気温24℃、海も穏やか。

 

 

 

船出

 

 

 

 

 

スキューバダイビングの資格を取りたいと集まった6名

 

も一つ上へとランクアップしたい1名

 

ブランク明けのリフレッシュダイビングが目的の1名

 

まさ・まさしコンビ。

 

 

 

 

 

 

先程も言ったように好条件がそろっている。梅雨なのに。

 

これは相当な幸運に恵まれている。

 

 

 

 

 

ハウエバー、みんなの表情はすこぶる暗く重い・・・。

 

不安やネガティブな質問だけが許された車内なのかと疑うほど、

まるそこだけが梅雨を反映しているように暗雲が立ち込め湿っている・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

初めてのことを始めるに、そりゃ多少の緊張や心配は当たり前。

はじめはなんも出来ないからこそ、インストラクターと一緒に練習に来てるわけだから・・・。

 

その他にもさまざまな励ましの言葉が巡るのだが今回の曲者たち(笑)

のようにある程度の経験と年齢を重ねてきた大人たちにとって、

それがいかに無駄であるかを僕は知っている・・・。

 

 

 

 

 

2日間の海洋実習。

 

 

 

 

 

ここで、一つずつ一つずつ「できた」という既成事実に基づく安心を、

この人達自信が掴み感じ取る事が出来なければ、

たぶんこの方たちはダイビングを続けはしないだろう。

 

 

 

続かなければ、スキューバダイビングの面白さはついぞそこに到達することなく、

辛い思い出に変換され上書きされ、二度と開かないフォルダに閉じ込められてしまう可能性が高くなるのだ。

 

 

 

僕らにとっても戦いの2日間。

(しっかりあそんでましたけど)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

の、わりには、なんでもスムーズに進行していくスキル練習。

 

心配だったマスク脱着も一発OK。

 

船着き場に並べたテーブルで昼ご飯を食べて昼寝むさぼり、

午後にも1本。

 

 

余った時間で堂ヶ島温泉まで繰り出して名湯にどっぷりとつかれば、

まるで一緒に旅行に来た仲間、しかも修羅場を共に潜り抜けた戦友のような関係に。

 

 

そして夜の美味を囲めばついつい会話弾み時間が経つのを忘れ、

そして、

呑みすぎてしまうという・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

セッティング覚えられるかな バランスっとっとー  

 

ういてるよーっ 水面を泳ぐのも難しい

 

 

 

もう一つ上のランクを目指すタクはさすがね。

 

見てる景色が違います。

 

 

 

 

 

沖合まで船を出して魚の群れに巻かれてみたり、1m弱のマダイの老成魚、

エダサンゴに群れるソラスズメダイ、夜の海でのトビエイ、水中の圧倒的スケールの地形。

 

 

それに、

体調がやっぱり大事だということ・・・(笑)

 

 

 

イサキ 水中にある断崖絶壁と魚群

 

トビエイだー ボブサンウミウシっ

 

サンゴの上のソラスズメダイ 群れと卓

 

マダイ8kg級 さすがアドバンスダイバー

 

 

 

 

 

OW講習の最終ダイブ、

なんとかバランスを取りながら中性浮力を保って泳ぎ

予定通りのコースをたどってみんなで戻ってこれた時、僕は、

ここまで来れた喜びと、これからの不安が入り混じった感動を覚えるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おつかれさまでした。

そして、おめでとうっ。

ありがとうございました。

 

 

 

 

無事終わったね

 

 

 

 

まさ

ヨコシマペア―

 

 

2017/5/28・IOP      透明度5‐8m  水温17‐19℃

 

 

 

ヨコシマエビですよっ

 

 

 

 

見つけてしまったのです。

 

超希少種のその名は

 

「ヨコシマエビ」

 

 

 

名前はね・・・そんなにね・・・、大きい声では言いずらいけどね・・・

 

そう言われてみれば、なんとなくいやらしい目つきに見えてきてね・・・

 

 

 

 

なーんてことはなく、

無数の横縞が入るその独特の模様と、胴体に顔がくっついてるような

2cm程の特徴的フォルムは、なかなかお目にかかれない。

 

 

 

それをめっけてしまったのです。

 

 

 

しかもペア♪

 

 

 

 

 

 

 

実は見つけたのは3日前のせっちゃん達ときた写真じっくりツアーのときだったんだけど、

その時はすぐに割れ目の奥に隠れてしまったために写真に収めること叶わず・・・だったのです。

 

 

 

 

 

 

いやー、とても興奮しましたし、まぁね、

実際この子に費やした時間、はんぱなかったですよね・・・。

 

 

 

 

 

 

正ー直に言うと、

「みんなに見せたい欲」より「自分で写真撮りたい欲」の方があっさり上回ってました。

自分。

 

 

 

 

 

 

 

それに加え、

この日は念願懇願満願叶い、

ベニシボリも、げっとーーーーーーーっおおーーーうっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

やりました。 じぶん。

 

とても素晴らしい。 じぶんとベニシボリ。

 

ふちの青色がやばい。 ベニシボリ。

 

 

 

 

 

ベニシボリですよーっ

 

 

 

 

 

綺麗でありましょう。

 

そうでありましょう。

 

そうなのですよ。

 

きれいなのです。

 

 

 

 

 

これを見つけた時も正ー直・・・

なんで良いほうのカメラを持ってこなかったのかが悔しくて、

 

「みんなに教えてあげたい欲」よりも「どうにかしてきれいに撮りたい欲」

 

に突き動かされている自分がそこにおりました・・・。

 

 

 

 

ミアミラウミウシ byひろこ おおぉっペアのヨコシマエビ byあきほ

 

コガネミノウミウシ産卵中っ byせいわ アイスタイム

 

 

 

 

 

不快指数0%のカラリと吹き抜ける風と、

雲3つしかない青空と、

ヤシの木に括りつけられたハンモックでのお昼寝と、

ヨコシマなエビと。

 

 

 

 

邪な要素0%の一日。

 

 

 

今気づいたけど、ミサコさんとアキホもヨコシマペア―ね。

 

 

 

まさ

 

これこれこういうの

 

 

 

2017/5/25・IOP                         透明度8m 水温17-19℃

 

 

コケウツボ―

 

 

 

久し振りにせつこさんと写真をじっくり撮りに行こうじゃないか。

 

考えただけで顔がほころんじゃうじゃないか。

 

そりゃ前日の夜は、なかなか出番のなかったミラーレス一眼を仕込んでしまうじゃないか。

 

 

 

 

せっちゃんとまったく同じ仕様のカメラを構えて、かわるがわる撮っちゃぁ首傾げ、そして撮っちゃぁ首傾げ・・・

 

海から上がって写真確認しちゃぁ首ひねり・・・。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

子どものコケウツボのつぶらすぎる目を見つけてスチャっ。

 

子どもヒメギンポをなんとか青抜きで撮りたくて海底に寝そべってスチャ。

 

海草の合間の子供カエルアンコウみつけてスチャ。

 

鮮やかな黄色の子供コガネスズメダイでスチャ。

 

狭い隙間に押し合うサラサエビの集団を見つけてスチャ。

 

セボシサンカクハゼと砂地で並んでスチャっ。

 

 

 

 

おのおのの理想の写真を求めてカメラ構え、

 

真剣なまなざしでカメラのファインダーをのぞき込むのです。

 

 

 

 

 

0525 (10) 子供イロカエルアンコウ

 

0525 (11) 0525 (8)

 

0525 (1) 0525 (7)

 

 

 

 

 

 

これこれこういうの。

 

こういうツアーもっとやりたいね。

 

 

 

 

 

ウミウシにきれいなタカラガイの仲間、

綺麗に透き通るエビたちにハナダイの仲間、

 

 

背景がきれいでピントもばっちり効いてて、

調光も抜群で、って写真を撮りに行こー。

 

 

 

 

 

 

またさそうからーっ。

 

 

 

 

 

 

まさ

不覚ツアー

 

 

2017/5/21・伊東       透明度2~7m   水温17~19℃

 

 

 

イワシの沖漬けと、ホタルイカのボイル

 

 

 

 

 

おっきい自然をいっぱいに感じられるような,人が少ない海のほうが好き。

 

 

 

最初に電話したのは城ケ島。

 

:「サザエ祭りで第一便は満席なんですよぉ」

 

そぉなんすね・・・それじゃまた今度おねがいします―。

 

 

 

 

伊東に電話かけてみる。

 

:「大丈夫ですよー。昨日も水キレイでしたよー」

 

それじゃおねがいしますー。

 

 

 

 

第1候補ではなかったけれど、第2希望におさまりホっ。

 

だれもが良い一日になることを信じていた。

 

 

 

 

ところが、

伊東に到着するや飛び込んできたのは港を埋め尽くすダイビング

ショップの車と盛大になびくダイバーズデイの垂れ幕たち・・・。

 

 

 

 

 

 

モクモクと立ち込める暗雲たち・・・。

 

 

 

 

 

案の定、

混雑の影響で予定出船時間は予告なく遅れ、

ドライスーツを着て待機するぼくらを、歓迎されるべきはずの

夏日を記録した灼熱の太陽が容赦なく干していく。

 

 

 

 

無言・・・じりじりじり・・・日陰に密集して押し黙る大人たち・・・。

余分なおしゃべりはさらなる体力の浪費につながる・・・。

 

じりじりじり・・・。

 

 

 

 

 

なんども出船時間の確認に走るぼく。

電話片手に走り回る現地のスタッフたち。

 

 

 

 

 

海からダイバーを乗せた船が帰港するたびにこの船ですか?

あの船ですか?それとも次のですか?

 

 

 

窮状を訴えるぼくに

首を横に振り続ける現地のスタッフ・・・

 

待つしかない・・・。

 

 

 

 

 

上がって来たダイバーにせめて海中の様子だけでも聞いておこう。

 

「いやーすごい濁ってますよー」

 

 

 

 

 

・・・。

まじか・・・。

 

 

 

 

 

 

じゃ旨いものは死守だなと、いつものごはん屋に電話かけておく。

 

「今日団体の貸切入っちゃってるのよー」

 

 

 

 

・・・。

不覚・・・。

 

 

 

ミスガイ byあけも テンロクケボリダカラガイ byあけも

 

トラフケボリ byマリコ・N ウツボ

 

テントウウミウシアオサハギ byマリコ・N

 

 

 

 

やっとたどり着いた海中は、

確かに視界を遮るところてんみたいなプランクトンがひしめいている。

 

 

それをかきわけるように小さいものを探すしかありません。

 

 

 

 

 

可愛い生物を見つけられた時の喜びひとしお。

 

うだるような暑さの中で待機しつづけたから海水がいつもより気持ちいい。

 

そして、待機時間が長く遅くなったおかげでごはん屋が貸切解除になっていて、

いつもより贅沢な注文をして喜びを味わいかみしめられたこと。

 

 

 

 

 

 

 

不覚の中から見出されるかすかな喜びに敏感だったいち日。

 

 

 

 

旨いものにはなんとか・・・歓迎されるはずだったの太陽の下で

 

 

 

いつも突然の予約を受けてくれる現地のスタッフの方たちに感謝。

そしてちゃっかりダイバーズデイの景品までご配慮いただいて。

 

 

 

僕の下調べが足りなかったばっかりに・・・あいすみませんでしたっ。

 

 

 

まさ

いつものうみで

 

 

2017/5/12・大瀬崎外海      透明度6-10m  水温16℃

 

 

 

カスザメが飛んできたっ

 

 

 

 

 

GWの小笠原以来のダイビングだった僕

 

その小笠原で進行した日焼けのために、もうすでに夜は見えずらくなっているスナオ

 

GWの前半、支笏湖ツアーで一緒に山菜狩りを楽しんだマユコ

 

そして、「マンボウ以外は呼ばないで」と強い意志を表明し

この日のツアーのリクエストをくれたケンさんミナさん

 

 

5人はマンボウへの一途な想いで大瀬崎の外海を泳いだ。

 

 

 

 

 

 

 

深場の方から泳いできたカスザメにマンボウの影を見て、

めちゃくちゃドキドキしてたことは自分の胸にしまっとくとして・・・。

 

 

 

 

潜降前に「マンボウ以外教えないでっ」って言ってたのに、

浮上後に「変なウミウシ居たんだけどあれなぁにー?」って聞いてきたミナさんに、

「この人無茶言うなー」と思ったことも心の中にしまい込んで。

 

 

 

 

 

 

 

 

マンボウを待つシラコダイとわたしたち。

 

 

 

 

両者の願いむなしく、この日、マンボウは姿を見せてくれませんでした。

 

 

 

 

マンボウを待つシラコダイの群れ

 

 

 

 

 

 

小笠原以来の伊豆の海はマンボウを外しこそすれ、とてもゆっくり潜れました。

 

水中で何度もやっぱり伊豆良いなと何度も思いました。

 

 

落ち着くというか、気持ちいいというか。

 

 

 

 

都心からふらりと来れて、魚がいっぱいいる海に泳ぎ、

海のことを話し、日向ぼっこしながらうとうとしたり。

 

 

 

 

そして、美味しいご飯と暖かいお風呂が待っている。

 

 

 

 

弥次喜多の炊き立てご飯と、シジミの味噌汁、そしてホタルイカのボイル。

 

 

 

 

 

いつものうみの安定感の中に、

マンボウのロマンと旬な食材が加わって、

 

じゅうぶんすぎる、幸せな海の一日。

 

 

 

 

 

 

 

浅瀬も気持ちいい ホタルイカ美味この上なし。イワシの刺し身もうまかった

 

まばたき終わりに撮られました

 

 

 

 

まさ