何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
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ユキヤ:
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マサ:
脳が硬式野球
2020.10.15-16 井田 透視度8m 水温24℃
この日、たまたま共にすることになった、この3人。
各々声を大にしては言えない秘め事がある。
互いに赤裸々と話し出したものなら、
それはもう布団に入る訳にはいかなかった。
学生時代にしていた事、
20代でやってしまった事、
30代でやらかしてしまった事。
各世代で自分自身がやってしまった珍事件。

最初に話し出したイクタさんのネタが
あまりにも凄いものだったから、
それを超えるのは厳しかった。
イクタさんの次は、僕の番。
消防士時代に宴会でやっていたことを話す。
ただ、イクタさんには勝てなかった。
続くチナツさん。
彼女も学生時代にしでかしたことを話す。
ただ、なかなかイクタさんに勝てず。
いや、チナツさんや僕の話したネタは、
そんな弱くはなかったはず。
そう、イクタさんが強すぎたのだ。
初っ端から出すものではない・・・。
今後、イクタさんと潜る機会があれば、
本人の口から言ってもらうとしよう。

そんなこんなで深い夜となった。
くっ・・・くるしいい
昔から海遊びが好きだったイクタさん。
地上はともかく、水中にいる姿は凄く楽しそう。
『おたかなたんだ~(お魚さんだー)』
と言わんばかりの動きで、僕の視界から消えていく。
すぐさま連れ戻す。
しかし、
『おたかなたんだ~』
と、また僕の視界から消えていく。
それほど楽しんでいた。
そして、僕とチナツさんは、
その姿を見て楽しんでいた。

遊びまくっていたイクタさん、
夢中になりすぎるあまり空気を吸い過ぎたのか、
上がってくると、気持ち悪くなる。
4本とも、すべて。
試行錯誤しながら、3本目まで泳ぐ。なんとか平気そう。
ただ、4本目では、
先頭で泳ぐのに夢中になる過ぎてスンゴイことに・・・。
僕とチナツさんの前を、魚たちがパクパク。

イクタさん、たくさんのネタをありがとうございます。
これからも楽しみにしています。
ゆきや
2020.10.11 平沢 透視度8~12m 水温24.3℃
一先ず、台風の影響で
この日に急遽日程を変更してくれて、ありがとう。
西伊豆へ向かう道中、
荒れるかどうか心配だったと思うけど、
信じて来てくれて、ありがとう。
おかげ様で、この日は快晴に。
前日の台風が嘘のよう。

海洋実習の時、
潜降しようとする度に緊張していたアオイさん。
心配で、ひと時も手を離せなかった事を今でも覚えている。
あれから、ひと月が経ち、
てっきり、僕はあの時のようになってしまうのかと
思っていました。
でも、今回は違った。
水面では、すでに笑顔。
水中に入ってからというのも、
慌てる様子は一つもなく、安心して見ていられる。
初めて着た、ドライスーツなる特殊なスーツ。
これに対しても、苦戦する雰囲気は一切見られない。
本当に成長した。

そんなアオイさんの前を泳ぐ、トシ君。
普段から部活で水泳をやっているだけはある。
落ち着きは、ピカイチ。
ただ、一つ。
ウツボに驚きすぎじゃない。
プチガイドで先頭を泳ぐ、トシ君。
突然現れたウツボを目撃し、慌てふためく。
バタバタ、バタバタ。
一瞬にして、トシ君の姿は、土煙の中へ消えていった。
その頃、後ろのアオイさんはというと・・・、

『私はそんなのヘッチャラ。』
そう言わんばかりのピース。
本当に上手になった。



やっと楽しむことのできたダイビングの後の、お寿司。
板長が作る、握りを噛み締めながら、今日を振り返る。
たまに、憎しみを込めたような量のワサビに、
涙を流しながら、ひとつひとつ口へ運ぶ。

『ふー、おなかいっぱい。』
箸がピタリと止まる。
もう食べれない様子。
寿司をあっさりと食べた僕は、言った。
『帰りアイスとか食べて、
帰りましょうか。イチゴ大福もあるし。』と。
『えーー、イチゴ大福。食べれるかなー。』
こんな事を言っているアオイさん。
でも、言葉とは裏腹にあなたの顔はニヤニヤ。
やっと楽しめる余裕が出てきましたね。
ひと安心、ひと安心。
ゆきや
2020.10.9 平沢 透視度5~12m 水温24℃
水中を優雅に舞う、オオモンカエルアンコウ。
初めて目撃してしまいました。
大きさは、約30cmほど・・・でかい。
決して寒いわけではない。
着々とレベルを上げている人、
この日から、ダイビングを始める人、
まだまだ泳ぐことに慣れている最中の人、
色々な状況を抱えている皆で、じっくり中性浮力の練習。
足が下がってしまったり、
手をバタつけてしまったり、
足に空気が行き過ぎてしまったり、
各々試行錯誤しながら、ゆったり魚の群れに飛び込む。

凄い量だ。
進めば、進むほど現れる魚の群れ。
タカベ、イサキ、ネンブツダイの幼魚、
スズメダイに、アカカマス。

そんな中、皆の横を奇妙な塊が泳ぐ。
左にオオモンカエルアンコウ
今まで、岩に張り付いている姿しか見たことのない、
オオモンカエルアンコウ。
泳ぐのがヘタクソだとばかり思っていました。
どうやら、違ったようです。
優雅に泳ぐその姿は、
とても苦手とは思えません。
これから、中性浮力を習得する者と、
すでに中性浮力を会得している者(オオモンカエルアンコウ)。
必死に浮力を確保しながら、
その奇妙な生物を眺めていたのは言うまでもない。
良い手本を見せてもらいました。
ゆきや
2020.10.07 雲見 透視度10~20m 気温24.8℃
今日ホントは、神子元のはずだった。
また台風により・・・中止。
今まで僕は神子元に行けば、必ずサメが見れている。
今日だって、絶対見る。
ただ、行きたい気持ちとは裏腹に、
刻々と台風14号が近づいていた・・・。

僕たちは、雲見へと向かった。
道中、海を右手に車を走らせ、車内の3人はこう思う。
『海、とても、穏やかだね。』
本当に今日は神子元がクローズなのか。
行けるのではないか。疑った。
車をさらにさらに南へ走らせる。
南へ行けば行くほど、神子元の海況に近づくはず・・・。
穏やかだった。
そして、海況の良い雲見へと到着した。

今まで、海況の良くない雲見を体験してきた2人にとって、
今日の雲見はベストだった。
青く穏やか海、程よく流れ、そこに群れを成す魚たち。
自分の体と同じサイズと遭遇し、テンションが上がった。
『一体、捕ったらいくらするのだろう。』
それ程、立派で巨大な主だった。

海は穏やかなものの、
台風が近づいて影響はちゃんと受けていた。
天候、雨。
水中は心地よいものの、船の上は、寒い。
大の大人3人が、ぶるぶる震えていた。
陸地へ戻り、すぐお風呂の中へ、どぼん。
遂にお風呂に入りたくなる季節が近づいてきましたね。
そして、知りました、
今年の神子元への挑戦もそろそろ終わるということを。
来年へのリベンジ。

台風のばかやろう。
ゆきや
2020.10.06 雲見 透視度15m 水温24.6℃

初めてマイドライスーツを着るホリケン、
初めて雲見に訪れるホリケン、
初めてのご飯屋さん『さくら』で食べるホリケン。
ホリケンが3種の初を体験。
感想は最高だった。


ギラギラと日光が照り付ける中で、
ホリケン、新品ドライスーツに袖を通した。
『・・・暑いですね。』
早々に僕たちは海へと消えた。

久々に着るドライスーツに
少しアタフタしながら、泳ぐホリケン。
今まで、経験したことのない海に、
戸惑いと感動を覚えながら、進む。
水底20mから10mまで垂直に上がる『縦穴』。
僕とムラタさんは、慣れたもの。
ゆっくりと、自分の肺でコントロールしながら、クリア。
一方、ホリケンはというと、
空気を抜きすぎてしまい、ロッククライミング状態に。
自分+器材=約100㎏を自分の腕で上がるとは大したもん。
ちょっとやってみたい。

水深15mの入り組んだ洞窟に、差す太陽の明かり。
おそらく、その景色は伊豆のどのポイントとも違う。
隋一かもしれない。

その後に食べた名店『さくら』のアジのまご茶漬け定食。
これがまた、絶品。
『雲見は良いことしかないですね。』
食欲まみれの若者にとっては、
それは感動するにきまってる。
僕自身は、お腹は満たされる。

ホリケン、また行こう。
ゆきや
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。