2026/8/8-11・佐渡島 水温19-26℃ 透明度10-20m!

催行者側のボクがである
この日を心待ちにしていたのは
2023年に下見までして
同年のツアーに企画していたが
持病の腰痛が悪化し
引率出来なかった経緯がある
話せば
ここ数年の読めない台風の進路に
日本海側のダイビングポイントも
開拓しとくべき、と感じていた
そこでひとつの候補にあがったのが
「佐渡島」
調べたところ
①対馬海流の影響を受けて
透明度抜群&水温も高い
生態系も伊豆とは全く異なる
②新潟まで新幹線
新潟から海路を挟むが1日に
ジェット船6便・カーフェリー3便も
あって欠航率が低い
③ご飯が旨いらしい
④観光スポットも充実
歴史ある街並み・文化の継承
⑤そしてトキがいる
うーむ
これはもしかするとものすごーく
楽しいところなのではなかろうか
と、なったのである
そうして紆余曲折あってこの日を
やっと迎えたのである

東京駅始発の上越新幹線に乗る
電車嫌いのボクも新幹線は好き
もうこれだけで浮かれてしまう
朝早く集まってくれた皆さんの前で
催行者たる振る舞いを意識したが
無駄だった
発車までの待ち時間に買い物のために
一度ホームから改札階に降りたのち
再びホームに戻ると
皆が乗ってた筈の新幹線が既に無く
背筋が凍り、頭が真っ白になった
外の景色が見えない駅舎内では
ボクの脳の磁場はすぐに狂う
どうやら隣のホームの階段を
駆け上がったらしい・・・
皆の乗った車両は
ちゃんとまだ隣のホームで
待ってくれていた

新潟駅から
フェリー乗り場まではタクシー移動。
予め手配していたタクシー会社の
ドライバーが
改札で出迎えてくれていた
新幹線の中でスズカが
佐渡島行きのフェリー出航時間が
タイトであると電話で伝えると
「改札の前で心待ちにしております」
と言ってくれたらしい
「心待ちに・・・」
その報告を聞いたボクの妄想では
白馬に跨る王子様が、改札で
スズカを待っている画が浮かんだ
が
そこに立ってたのは中年の男性で
佐渡に自宅があること、
そして佐渡の良いところ、見どころ
家族のことなど
車中で沢山お話ししてくれた
王子様ではなかったが、、、
家族思いの優しい男性のおかげで
滞りなくフェリーに間に合った私達
その高速船の中で
せっちゃんは早速
武器の準備に取り掛かった

佐渡上陸
レンタカーが新車で気持ちがいい
天気も最高で
積年の想いが達成されていく
充実感の只中にボクはいる
海に着いてウェットスーツを着るために
海水に浸かる女子達と
もう遊ぶ気満々のマチャがいる
マチャ、それはまだなんだよーと
注意したが、微笑ましさだけが残った
「北小浦」のボートエントリーは一味違う
岸の上で乗船し
その後、船は海面に滑り出す
ダイビング百戦錬磨の私たちでさえ
初めてのスタイルに
子供みたいに破顔する
GO*GOーっ!!
なんて上々の滑り出しだろうか





第一生物発見
チャガラ群れ
伊豆では希少種が
佐渡では普通種で
キヌバリもキツネメバルもキジハタも
犬か猫みたいにそこら中で生きている

メバルは同じ場所に3種類
この写真の中にも恐らく
シロメバル・クロメバル・アカメバル
がいるのだろうが・・・
見分け方は割愛させてもらおう(笑)


そしてここの名物はコブダイだろう
特大サイズが狭いエリアに
密集して暮らしているのが
佐渡島ならではの光景で
同じピンク生物みっちゃんと比べると
その迫力のサイズが
お分かりいただけるだろうか


潜り終わった後の宿までの帰路だって
旅行の一部
昔ながらの農家の納屋、海沿いの田んぼ
そこにトンボが飛んで風流◎
美味しいジェラート屋さんに寄り道したいが
閉店時間を少し過ぎてしまいそうだった
すずかネゴシエーターが連絡を入れると
「心待ち」とまではいかなかったが
快く我々を待ってくれていた
生はちみつ・いちご・マンゴー
様々なジェラートから2種類を選んで
愉しむことができる
味の感想は推して知るべし
シノちゃんとせっちゃんが
代表して表現してくれていた

ジェラート食べ終えたザイアン氏には
まだタスクが残っている
これまた閉店後の隣のレストランへ
ビールを分けてもらえないか交渉し
満願叶ったらしい(笑)
「佐渡の人はみんな優しい」
ここまでで幾度となく痛烈に
そう感じた
それなのに・・・ザイアンさんときたら
色んなビール紹介してくれた中で
一番安いやつを買わせてもらったと
少し罰悪そうにしてたのが印象深い(笑)


日が傾き金色の野と化した田んぼに
朱鷺の姿を探す
家から持参した自慢の双眼鏡を駆使し
見える鳥影全てに照準を合わせるも
サギだった。全部、サギだった。

ホテル目前のJAで部屋飲み用のお酒と
つまみを買った
お土産の下見ともいう
品ぞろえ豊富で
帰る日に
もう一度絶対寄りたいと皆口をそろえた
すずかはスイカ抱え
明日のために
このスイカ絶対買いたいと口を尖らせた
その不退転の表情に気圧されて
つい買わされてしまった・・・
もう抱えこんでたし・・・


宿のお料理も美味しかった
郷土料理の「いごねり」なるものを
生まれて始めて頂いたが
この佐渡の酒「北雪」の
オレンジのラベルのやつとの相性が
秀逸だった
「真の鶴」のワンカップでさえ旨っ
佐渡島は名酒の酒造の巣窟やっ!


ぼくが使い物にならない電車の旅と
心待ちと・快く待ってくれたネゴと
持ってる脳をすべて使いきって
スズカは夢の中へとヘッドスライディング
スイカの夢を見てるに違いない
スズカの頭を皆撫でて
やっと初日が終わりを告げる・・・

翌朝。早めに出発した僕たちは
再び朱鷺ロードへと繰り出した
田んぼの合間を
同じようにうろつく車数台
間違いなくみんな朱鷺探し
農作業中の軽トラが一台
スズカの車の横にとまり
「朱鷺はあっちにいっぱいいるぞ」
と教えてくれた
そこからはあの優美な薄紅色の
飛翔する朱鷺を沢山見る事が出来た
こんなにも身近な田んぼを生息域に
しているのにもかかわらず
警戒心が強く朱鷺たちに
容易に近づくことができなかった
元野鳥の会会員としても
初めて見る朱鷺に心が躍る
「朱鷺だぁー」
何度でもそう叫んでしまう
不思議な鳥だと思った

朱鷺の興奮冷めやらぬ僕らの目を
その次に奪ったのは
ダイビングポイントへの道すがらにある
角刈り過ぎる生垣だった
この方の苗字も気になる・・・
ご主人の髪型も気になる・・・
ああ佐渡よどうか教えておくれ・・・
角田さんか角中さん・・・
ヘアスタイルもきちっとした
角刈りの筈なのだ・・・


「小木」のダイビングエリアは
また昨日とは打って変る
海草が生い茂る根頭に潜降していくが
その根のスケールに驚かされる
スズメダイの群れが
水深30m~10mまで連なって
そびえる切り立った根
海草の草原
魚群
これらが有視界に広がる
圧倒的透明度の見晴らしだ

日焼けに備え文明の利器を装備する
後方のシノちゃんの対照に
みゃーのが居る
頭に乗せただけのフィンに
顔と手の甲を収納し
上品そうにほくそえんでいた
カメラを向けると
厳かにこちらに手を振った
その様子はなぜか優雅で高貴だった




いくつかのダイビングでヒラマサ登場
アカオビコテグリなる魚にも遭遇
ウミウシハンターミサコちゃんが
フジイロウミウシに狙いをすまし
通常のクロダイと異なる雰囲気の
正体はミナミクロダイと言って
セツコ図鑑の新種認定を頂いたっ!
小木港を見晴らす社に昇るみんな
と
日陰で休むみんな
の
コントラストくっきり面白かった

そして
スズカが大切に育てたスイカの中から
大きな男の子がどや顔で産まれてきた


小木港近くの人気の「たい焼き」屋さん
つぐみさん的には
もっと強烈な甘さが欲しかったが
いい写真撮れたから良し♪とする


今宵の晩餐は寿司である
佐渡と言えば海鮮
とりわけ南蛮エビの評判は折り紙付きで
心待ちのドライバーも、
佐渡出身の旧メンバーの「サト」も
絶対食べた方が良いよと言っていた
だがしかし、
さー&みさこちゃん
これを2人でっ!
楽しみ過ぎじゃない??(笑)

そして翌朝も
角刈りに目を奪われながら海へ向かう
ご主人の姿はついぞ
見る事が出来なかった
次の佐渡ツアーへのモチベーションに
取っておくとしよう・・・






ダイビング最終日となったこの日
ガイド陣はボクらのワガママを
なんとか形にしようと奮闘してくれた
アゴアマダイの仲間や
ボウズコウイカの幼体
そしてせっちゃんリクエストの
「スイ」
を見つけてくれた時には
プレッシャーから解放されたのか
ガッツポーズ付きだった
そしてフィナーレに
ふたり並んでのパフォーマンス
本当に3日間お疲れさまでした
あんなことやこんなこと
お願いを全部引き受けてくれたこと
生涯忘れません
佐渡の人はみんな優しい



小木港から直ぐ近くの
「宿根木」に足を延ばすとそこは
有名な古い町並みと
「はんぎり」と呼ばれるたらい船
佐渡で1,2を争う観光スポット
迷路みたいな軒先をみんなで
ゆっくりと歩いた
時々路地奥に消えるせっちゃんの背中と
腰を入れて記念撮影のみっちゃんの背中
宿根木の名シーンは
JR東日本のポスターになった
「吉永小百合さん」だけではない





佐渡最後の晩餐は奮発して
佐渡牛を美味しく食べられると評判の
こちらのお店へ
もう一段階みんなの顔が明るくなった
あの納豆ソースで頂いた赤身の佐渡牛
忘れる事はないでしょう
イワムラさんにご馳走になった
最後のデザートも
内緒ですけど・・・最高でした


とうとう帰る日
まずは一攫千金、砂金堀りから
最終日とは思えない熱気を帯びて
腰が痛くなり
ズボンは濡れ
時価総額 数百円の砂金を掘り当てた・・・
マチャは一粒も採れず
「まじめに働いて稼ぎますっ」
と奥さんの前で宣言させられて?いた


のりこお勧めの
可愛いクッキー缶が買える
こちらのレストラン
僕には無縁のクッキーだけど
ここの佇まいや景色は絶景で
百日紅に居たカマキリ君と
戯れて遊んだ

僕には断然こちらっ
真野鶴酒造にてっ!
前日飲み過ぎてみんなに怒られて
二日酔いの身体で頑張って試飲して
自分への慰めとして
沢山の日本酒買いました♪

ご自由にどうぞの真野鶴酒造コスチューム
似合いすぎててみんなで吹いた
本物の社長さんと部長さん知りませんが
こちらの方が本物感あるとおもうんです

鉱物の精錬所跡
あのラピュタのモデルとされる!?

見ごたえ十分の佐渡金山は
江戸時代から続く
掘削の技術・坑道の排水技術・送気技術
に驚愕っ
絶対行くべき場所の一つだと感じた
そしてトキ保護センターで
この旅もいよいよ終わりを告げる
朱鷺に畑を荒らされ
農家が困っていた歴史
ロシアや朝鮮、韓国で
田んぼに農薬が使われるようになって
世界中の朱鷺が絶滅しかけた歴史
いつの頃からか
田んぼに依存する生き方を選び
以来、人間によって翻弄続ける朱鷺達
今は朱鷺に荒らされた田んぼは
その規模に応じて補助金が出ると聞いて
とても温かい気持ちになった

遊びすぎて
昼ご飯がJAのお弁当になったこと
台風回避のために佐渡島開拓を進めたのに
この日、
東から西に向かう変則台風15号に
危うく退路を断たれそうになったこと
そんなオチまでついたけど
上りの上越新幹線
車窓は雲に覆われていたけれど
薄ピンク色に染まった夕暮れの佐渡島で
それを誰かが「朱鷺色だね」と云った
あの1シーンが蘇る
まさ































































































