何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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介入不可のホウ・レン・ソウ

 

 

2023/2/14・店番

 

 

ミカから届いたオーストラリアのビーチと思われる風景

 

 

 

ひとり旅だいすきノムラ(ミカ)はオーストラリア旅行中。

 

 

 

レンタカーも借りて、ずーっと観たかった

景色を求めてあっちこっち回りたい。

 

 

 

旅行前にミカからそんな話をきいて、

逐一安否確認も含めてオーストラリアらしい

風景やら生物の写真を送って欲しい、

と言いました。

 

 

 

「逐一」・・・

ひとり旅を満喫したい彼女にとってその要求は

あまり好ましいものではなかったようで、

一瞬表情を曇らせるのを僕は見逃しませんでした。

 

 

 

「おれたちの事を片時も忘れちゃいかん」

と、畳みかけ送り出したのです。

 

 

 

「うん」でも「はい」でも無く、

「カタトキモ・・・」

カタコトにうめいて一度も振り返らずに

彼女は羽ばたいていったのです。

 

 

 

 

 

そして出発から3日後、

写真が送られてきたのです。

 

 

 

 

 

 

「やっと晴れました!」

「綺麗な風景です」

という文章だけ添えて。

 

 

 

 

 

無事なことと、やはり天候に恵まれてないこと、

それ以外は

何というビーチなのか、

大陸のどの辺にいるのか、

そこで何をしているのか、

暖かいのか寒いのか、

なにも分かりません。

 

 

 

 

 

オーストラリア感をもっと感じたかった僕は、

「カンガルーとかはいないの?」

とだけ返すと、

 

「さっき横にいました」

との返信で、そこで交信は途絶えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・きっと、

ひとりの時間を謳歌してるのでしょう。

 

嵐の中ずぶ濡れになりながらも逞しく、

無表情のまま大自然に感動していることでしょう。

 

すごいなカンガルーって思いながら、

実はカンガルーに凄そうな奴がこっち見てる、

と思われてることも知らずに感動してることでしょう。

 

 

 

 

 

 

そう・・・

 

 

 

 

 

 

「カタトキモ」僕らを思い出すこともなく、ね。

 

 

 

 

 

 

まさ

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