何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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想い出つまった僕のサンダル

 

2022/7/15-17・三宅島-御蔵島  

 透明度10-20m  水温21-25℃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どどーんっざっぱーん、ざざざーっ

 

スタスタスタ・・・

 

 

 

ずどーんっざぱーん、ずざざーっ

 

スタスタスタ・・・

 

 

 

背丈ほどの轟く波のはざまに、

健脚たちの足音が聞こえる。

 

 

 

 

 

その足音の正体は、

いたいけな少女たちのものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果たして三宅島行きの船は出るだろうか・・・

 

出港しても、三宅島の港に接岸できるだろうか・・・

 

接岸したとしても、御蔵島行きの船はどうか・・・

 

御蔵島に行けたとしてもイルカはいるだろうか・・・

 

 

 

 

 

考えれば考えるほど不安になって、

みんな仕事手につかなかったみたいね。

 

 

 

 

 

 

 

でもほらごらんのとおり。

 

 

 

フェリーはちゃんと三宅島について、

漁船はがんばって御蔵島に寄せて、

イルカたちも総出でたくさん出てきてくれました。

 

 

 

 

 

 

イルカ船の船頭さんも、

そしてイルカ達でさえ、

あの波のはざまで、何度ももんどりうって

不慣れな素潜りを繰り返し、

大きく揺れる船の上でも弱音ひとつ漏らさずに、

目を輝かせ船に上がってはまた飛び込んだ

少女達に、驚きと称賛の眼差しを向けていましたね。

 

 

 

女性の船頭さんが、

「今日の子たちすげぇーっ!!」

て叫んでましたもんね。

 

 

 

 

 

 

 

一途な思いは届くのかもしれません。

君たちの元気の勝利です。

 

 

 

 

 

さて昼までたっぷり、イルカと泳いだからね、

午後はゆっくりと・・・・

 

とはならんのですよ、このメンバーは。

 

数少ない男のメンバー、フルサワ君も

ドルフィンスイムでの疲れと小食を

女子たちに心配されながら、

気丈に「潜ります」って言うんだよねぇ。

 

 

 

「でもこの風だし、波もあるよ・・・」

 

 

このメンバーにゃ

そんな心配どこ吹く風。笑

 

 

 

 

 

 

 

もはや男でもついていくのがやっと・・・?

 

 

 

 

どーんっざぱーんっっ。

 

スタスタスタ。

 

 

ずどどどどどーっざざーん。

 

スタスタスタ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真提供皆さんありがとうっ。

特にウミウシ写真はほとんどひかるのっ、

ありがとうっ。

 

 

 

 

いっつも20mくらい見渡すことができる透明で青い海。

 

溶岩で出来た海底の砂やら壁やら三宅島は地形も面白い。

 

魚たちも南方種たくさん泳いでて、

ユウゼンやらタテジマキンチャクダイ、

サザナミヤッコ、にテンション上がる。

 

ネズミフグやらイシガキフグ、ミナミハコフグ

可愛い南国のフグ達にも相当遊んでもらったなぁ。

 

 

 

 

 

そして、ウミウシですよ。

 

 

 

 

 

 

伊豆ではめったに見ることできない種。

沖縄まで行ってもなかなか会えない種。

それがこの三宅島にはそれはもう忙しく

あちらこちらにそこかしこにたくさんっ。

 

 

 

 

 

 

風強くて海況あんまりよくないんだよ?

 

 

 

 

それなのに、

ドルフィンスイム後に2本、

2日目、朝ゆっくり起きてそれでも3本、

帰るその日まで、早朝に1本、

そしてそのすべてがほぼ一時間ダイビング。笑

 

 

 

 

カメとも泳いだし、

ヒョウモンダコとも遊んだし、

アカエイがたっくさんいたし、

 

 

 

 

他のダイバーさんが疲れ切って座り込む砂浜を、

スタスタスタ。

スタスタスタ。

 

 

 

 

健脚は嬉々として海と陸行ったり来たり。

 

 

 

 

 

波の轟音に負けない笑い声、in三宅島。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ともみ、ふるさわくん50本おめでとう。

 

 

 

コレちなみに、

ふらつく小食のフルサワくんを、握手と見せかけて、

定位置に固定してる決定的証拠写真にもなってます。

ともみの右腕には相当力が入ってる筈、の写真。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかさぁ、

海から宿までの寄り道のメガネ岩とかさぁ、

毎日通った夕焼けのふるさとの湯とかさぁ、

宿で洗濯して各自の服の仕分け作業とかさぁ、

マナミの忘れ物を取りに行った黄昏ドライブでさえさぁ、

たのしかったなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

最終日、早朝ダイビングを終えて朝ご飯を頂いたら、

船が出るお昼まで島を一周ドライブしてみよう。

 

 

最後まで健脚衰えを知らず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三宅島はほぼそのすべてが火山。

 

20年ごとに爆発してて、あちこちに噴火口がある。

 

 

 

溶岩に埋まった小学校、火山灰埋まった神社・・・

ぽこっと出来たカルデラ湖、伊豆7島でしか観測できない

アカコッコなる野鳥が飛び交う大自然を、健脚は歩く・・・。

 

 

 

 

 

 

さぁ。

旅もいよいよ終わり。

 

 

 

 

 

 

 

ぼくらを乗せる黄色いフェリーが入港して、

この海の向こうにある普段の生活に帰る。

 

 

 

 

 

 

 

遊び疲れた体は、心地よい揺れをうけて・・・・

船室で静かに僕らは寝息を立て・・・・・・ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健脚の旅。

情熱と躍動の旅。

 

 

 

 

めいっぱい

思いっきり

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい夏だったぁ」

 

 

 

 

 

 

ふるさわくんが小さな声で吐き出したあの一言を

ぼくは忘れることはできないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから5日が経ち・・・

 

 

 

 

 

 

都内のアスファルトに、

歩くたび足元からカチカチ音がする。

 

 

 

 

サンダルを手に取って裏返してみると、

そこには・・・

ぎっしりと「大久保浜」の砂利が詰まっていた。

 

 

 

 

三宅島での激闘が鮮明によみがえり、

ぎっしり詰まった愉しかった思い出を、

ひとつずつ掘り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

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