何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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一縷の雪道

 

2026/2/8・熱海   透明度15m  水温15.5度

 

 

 

 

 

 

 

雪の降る道を

昨日から海に出ていたミカ車と

連なってトコトコと走っている

 

 

 

これがあの通い慣れた

国道135号の旧道だと

誰が信じるだろう

 

 

 

 

 

すれ違う車もいない

 

 

 

 

 

 

雪の重みで竹が道路を覆って

真っ白になった山の斜面と木々に

上半身に雪をこんもり載せた蜜柑のオレンジが映えていた

 

 

 

あの雪の日の旧道

 

 

 

 

熱海でのダイビングを終えて

帰京を試みたものの

予想よりも早く、多く降り出した雪に

国道135号も真鶴新道も

立ち往生した車や事故車両の多さで

通行止めになってしまった

 

 

 

チェーンを装着し

抜け道を探すも、どのルートも

スタックした車が道を塞いでる・・・

 

 

 

狭い道路でUターンやバックを繰り返し

ミカの笑顔は枯渇して久しい

 

通れるルートを探すも、ついに

我々も急峻な上り坂に行く手を阻まれ

先に進めなくなってしまった・・・

 

 

 

後部座席にぎゅうぎゅうみんなを押し込めて

後ろの荷重増やしてみても空しく空転の後輪

 

皆で車を押してみてもその坂は上れなかった

 

 

 

 

 

 

湯河原へと引き返し

みなさんには電車で帰ってもらう判断

 

電車が動いてるうち

新幹線もまだ動いているそうだから

その方が確実だ

 

 

 

 

 

のこされたハイエース2台と

皆さんを無事帰さなければいけない

プレッシャーからは一時解放されて

幾ばくかの安心感取り戻したミカと

東京を目指す

 

 

駅前で非常食用のおにぎりを買って

もう一度通れる道を探し走り始めた。

 

 

 

 

 

 

道路わきには多くの車が捨てられている

 

道の真ん中に斜めに停まっているスポーツカー

 

ぶつかった後、路肩に並べられた高級車2台

 

など

 

すでに人影の撤退した車両の横を

トコトコ進んだ

 

 

 

 

 

 

 

相模湾沿いのこの真っ白な景色は

とてつもなく新鮮で綺麗だった

 

もう二度と見ることが出来ないかもしれない

 

目に焼き付けながら

安全な場所まで走り抜けた

 

 

 

 

 

 

 

良かったことも一つ

 

 

道路わきを歩いていた人に声をかけ

通り道の根府川駅まで送ってあげた

 

 

彼は車から降り様に

「暖かいものでも飲んでください」と

1000円札を置いて

僕の遠慮を無視して行ってしまった

 

 

 

 

僕のふるさと北海道でも

吹雪のや豪雪の時には

人は当たり前のように協力してた

 

 

 

 

昔懐かしいこの気持ち

雪は人の心を温めるのかもしれない

 

 

 

 

小曽我洞窟の内部
水底に横たわる旭16号
船体をびっしり埋め尽くすソフトコーラル
沈船全体を覆う魚の群れ
沈船船尾部分

 

 

 

 

 

すっぽりと

真っ白な雪に覆われてしまった海の記憶

 

 

 

 

 

 

皆さんの休日を

慌ただしい1日にしてしまったこと

この場をお借りして

申し訳ありませんでした

 

 

 

 

ご苦労様でした

 

そしてご心配のお声や温かいお言葉

本当にありがとうございました

 

 

 

 

まさ

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