2025/10/11・伊東 透明度15m 水温24℃

どこがやねん
そんなお声が聞こえてきそうです
今日お集まり頂いたのは
「ベストなボートダイビングツアー」
にご予約頂いた皆様方なのです
海というものはどうでしょう
とても崇高なものだと
わたし思ってるんです
とても人間の物差しなんかじゃ
計れない
だからこそドラマや感動、驚きが
あると思うんですね
今日のこの伊東ボートのチョイスが
本当にベストだったのか・・・
疑わしいと思ってる方がいるとするなら
ボクはこう言いたい
「ベストなんかじゃない」
間違いない。
ごめんなさいっ。


ポイントまでのボート上
何度も船速を落とし沖を見る船長
僕らが今日チャーターできた船は
よりによって
伊東港最小のダイビングボートで
波間に木の葉のごとく翻弄されている
ボクも慎重に沖を見る
船長と顔を見合わせ潜水可能を
慎重に見極める



表面的な風波の下は平和な世界だった
前評判通りの魚群や
綺麗な希少生物に出会うことができた
水温の上昇からか
西伊豆ではすっかり姿を消した
「カイカムリ」に出会えたのが嬉しい
ジュズエダカリナ(海綿の仲間)を
被ってカムフラージュする独特の生態
カニなどの甲殻類の仲間だが
この個体、被っているカイメンの
バランスがひどすぎる・・・
右肩側が極端に長くって
現に水流が起こるたびに
必死にしがみついている
生きるためのツールが
そのことを逆に難しくしてはいないかい?
彼の無事を、切に願っている・・・
あとこれね↓

スズカがブリーフィングで力説の
「おすすめの谷間があるんです」は
ココの事らしい
聞いた者はお勧めの谷間について
いろんなイメージを膨らませる
当インストラクターだけは
なんの淀みもなくこの地形的魅力を
伝えることにただ全力だ・・・
伊東にはお勧めの谷間がある。

やはり今回も見る事ができなかった
「アサミの悪戯書き」
休憩中のボクのスレートに
気づかないうちに描いてある
水中に戻った僕は
筆談の必要迫った時に
このスレートの筆談面を
白紙に戻すいつものルーティーンで
自ら消してしまう・・・
一部がその刹那に見えることがあるが
時すでに遅し・・・
何か書いてあったであろうことしかわからない
こんな絵が描かれていてんだね・・・
悪戯書きも毎回こうして
写真撮っておいてほしい
切なる願い・・・
さて、
今回のベストボートツアーの本題。
先日アドバンスを取ったばかりの
モトハシ君だけが心配で・・・
どうにかあの荒波を越えて
楽しい海に漕ぎ出してほしい
それがこの日の一番の
切なる願い・・・
まさ
