2025/9/26-29・屋久島 透明度15-25m 水温29-30℃

離陸から20分
「え只今ぁ右手前方に富士山が見えてまいりました」
機内アナウンスに安眠を妨害された僕
50近くなって飛行機からの富士山など
珍しくもないと二度寝を試みるけれど
やはりちょっと気になって薄目を窓に移す
あーっ
僕らのホーム駿河湾だー
あーっ
左下に見えるの大瀬崎だーっ
おーいっ行ってくるよー!
マイホームっ!
心の中はそりゃ大騒ぎ(笑)
前席のシオツキさんの肩に
「大瀬崎っ!オセザキっ」って
強制的に共有してもらいました
窓の隅に西伊豆が見えなくなるまで
おでこくっつけて楽しんだ僕
今月2度目の屋久島への空の旅
いつもの西伊豆、初めて見る西伊豆になる
CAさん、
良いアナウンス良いお仕事でした・・・

この人達と海にくると
各地地元のガイドさんに
よくこんなことを言われます
「壁ばっかり見てますね」
ええ・・・そうなんです
気が付きましたか・・・
透明度がこんなに綺麗なのに
頭上に魚が群れようがカメ泳ごうが
・・・ですよ!?
壁に生えてるサンゴに暮らす綺麗なエビ
隙間から顔だけ出してるハゼとかギンポ
合間をジワリ進む宝石みたいなウミウシ
そんな壁に夢中の私たち
壁があるなら、私達そこにいます
イタルの新規開拓したダイブサイト
「水魚」なるポイントに潜れば
素敵な壁が両側にそそり立ち
右見ちゃ左、壁から壁へ
張り付くこと1時間
「え!?もう浮上??」
「したい人だけでいいんでしょ??」
駄目ですよー
ドランカーの皆さん
変な病名付く前に
全員で浮上です
そう、
ここは屋久島の海の中








ああーたのしぃっ
良いなーマサさん
今月これが2回目なんでしょう??
ずるいなぁ
上がってくるたびに
レナとせっちゃんにチクチク
言われるんですよ
「いや仕事だし」
必死の弁明も
半分遊びバレてるみたい・・・
顔でバレるみたい・・・







セツコ機・アサミ機・カミグチ機
浮上後引き上げシステム作動!









キツツキ戦法っ
この子たちに狙われたら諦めるしかないね

観念したマルガザミ
おとなしくされるがままに(笑)







あけちゃんショット
オイランヨウジの卵ってこんな感じなんだっ!









物影から狙いをすます女子ハンター

ロックオンされた
生き物たち


はじめの1DIVEから
最後の1DIVEまで、全部
別々のポイントで11本も潜ったよ
あと3本で終わりかぁ・・・
2本かぁ・・・
これで最後かぁ・・・
その時は来る
ラストダイブ

船に上がる順番を牽制しあうみんな(笑)
どーしたってこうなります
誰だってこうなります
そう
屋久島の海の中

風呂上がりの黄昏タイム
静かに森の胎内に身を委ね
いくばくかの充電タイム

からの・・・
夜行性の私達
真夜中の猫みたいに
目を真ん丸に光らせて住処を這い出し
闇夜に集まって何するのでしょう・・・

こうするのです

こうなるのです

@ボクこう見えて仕事中

そして夜が更け
1日が終わるころ・・・
酸素濃度の高い森の中では
電池切れは突然に
今まで元気だった人間が
一瞬にして睡魔の餌食と化すのです

これにて
僕の屋久島ツアー2025おしまい
アサミのほっこり悪戯書き
2回しか見れなかったよ・・・
イタルもね
インストラクターに共通する
まずスクリーンを消す癖
僕自身も全く気づいてなかったなー
みんなに「ただのミスジスズメダイ」
と大合唱された幻の僕的新種・・・
カメもサルもシカにも会わないで
屋久島の海底中の壁と水底ばっかりみて
実際せっちゃん図鑑的新種との出会い
全員で打ち上げのパノラマの夜まで
森と海の深いところで
たっぷり満たされた私たち
帰京の日
かろうじて抜け殻に目だけくっつけました
みたいな顔してお土産選ぶみんな(ぼくも)
海の中で生き物を追ってた姿と
違いすぎるでしょっ(笑笑)
わかりましたよ
また来ましょう
イタル氏の身柄を
来年分も拘束して
しぶしぶと搭乗口

丁度8人掛けの屋久島空港ベンチにて
まさ
