2025/9/13-15・波勝崎-雲見-安良里
透明度10-13 水温23-25℃

この3連休からシルバーウィークの幕が開ける
マサシはリュウと「田子」で
沢山潜りたい方達のリクエストに応えつつ
AOW講習生も受け持ち大忙しだ
ミカはホクホク顔で小笠原丸の船上
太平洋を南下している頃だろう
スズカは日帰り3連荘
口を尖がらせ目を皿のようにして
伊豆ー東京間を車で往復する予定になっている
お陰様で各チーム満員御礼で
ボクはというと南伊豆を網羅する
2泊3日のツアーを引率させてもらっている
活気のある三連休の幕開けに
感謝の気持ちと高鳴る緊張感
各隊の成功を祈りつつ
この3日間の予定潜水地の中で
もっとも難易度と期待値の高いポイント
「波勝崎」を目指した




洋上は穏やかそのもの
晴れ男を自負するイクタ氏のお陰か
ガッツリ雨予報が嘘のようだ
波勝碕の3つあるうちのメインポイント
「弁慶」は水深40mから文字通り仁王立ちの
巨大な岩山{根}がそびえたっている
根頭は水深5m
ここから潜降を開始して激流の中を
魚の群れをかき分けるように進む
一旦尾根が途切れ
どん深の水底の見えないエリアを
コンパス頼りに泳ぎ進んでいくと・・・
「子弁慶」
という隣の根が見えてくる
子弁慶の根頭は-25mと深い
根深くその基部は見えない
そこが魚たちの超絶根城になっている
ダイビング難易度★★★★★
神子元に匹敵する危険度を有し
経験の浅いダイバーは近づかないに限る
現に3本目、潮目が変わり
1本目とは異なる魚の群れを期待して
子弁慶を目指したがあえなく撃沈
弁慶に張り付くのがやっとの激流で
何とかイサキ群れる突端に辿り着き
猛者と思しきイクタ&タロウに
「群れに突撃して良し」
のサインを送るも
首をうなだれ2人とも動かない・・・
浮上後「意気地なしーっ」と揶揄った僕に
「だって空気も残り少なくて・・・」
か細く呻くイクタ氏
イクタ氏の憔悴をうけて
空はみるみる暗くなり雨がぱらついてきた
晴れ男は言った
「エアー切れじゃ威力を発揮できない」
あれには笑った





















ヤナイの凄まじき睡眠欲と寝相・・・
タロウの揚げ物への執着と偏食・・・
etc
雲見から安良里へ
概ね希望通りのダイビングロードを歩んだ3日間
時間が経過すればするほど
隠し切れない人間性が浮き彫りになる
地金が覗いてきたとき
ダイビングツアーは旬な自然だけではなく
自然体の人間の両方を楽しむことができる笑

この3日間の最も印象深い一コマ
あーいい海だったぁ~
着替えを済ませ出てきたミサコさんに
吹いてしまった
ベティ・ブープのTシャツに
ピンク柄の短パン
頭にリボン彷彿のピンクのタオル巻いて
ひっそりとした伊豆半島最果ての波止場に
70年代謳歌中のアメリカンが突如現れた瞬間だった
まさ